3Dファンタジーゾーン / ロイド・ザ・モンキー

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけてプレイしていたゲームの感想2本立て。

3Dファンタジーゾーン


3DSの『3Dファンタジーゾーン オパオパブラザーズ』をプレイしました。


3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ|セガ 3D復刻プロジェクトセガ
http://archives.sega.jp/3d/fz/index.shtml


3D ファンタジーゾーン オパオパブラザーズ | ニンテンドー3DS | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000020779


以前、『マジカルスクランブル』(雑記 - bunaguchi’s blog)をプレイした際に、
元ネタと思しきファンタジーゾーンにも触れとかんとなと思っていたのですが、
3DS版がセールで200円になっていたのでようやくプレイに至った次第。



元は1986年、セガアーケードゲーム


何者かの手により、惑星間の公式通貨が乱れ、全惑星がパニックに。
さらに敵は「ファンタジーゾーン」に巨大要塞を建設中!
陰謀を打ち砕き平和を守るため、戦士「オパオパ」が出撃した!


というストーリーですが、殺伐としがちなシューティングでありながら
ファンシーな雰囲気のグラフィックやキャラのデザイン。
敵を倒して集めたお金で買い物して装備を整えるシステムも、
当時は目新しかったのかな。


ゲーム内容は、左右がループしたある程度の広さのステージを、
任意横スクロールで自由に左右に動き回りつつ、
10基存在する前線基地(という名目の敵)を破壊し、
その後に登場するステージボスを倒すとステージクリア、というシステムのSTG

全8ステージで、最終面の8面は基地がなくボスラッシュとなっています。
クリアすると残機と残金が没収されて2周目が始まるループゲーム。
細かいシステム等は上記の公式ページ参照。



プレイした感想。
ファンシーな見た目ですが、やはり当時のアーケードゲーム
適当に装備を買って適当に撃つような行き当たりばったりプレイでは
クリアできず、どの装備を買ってどう使うか、
考えながら攻略法を組み立てていくプレイが必要とされる印象でした。


一部のボス戦に関しては、パターン把握に加えて
STGらしいガチ避けも必要とされたりして、
そこが難しいところでもあり、楽しいところでもあり……といったところでしょうか。


もっとも本3DS版では、ステージセレクトやゲーム途中でのセーブ、
コインを持った状態で開始できるコインストックシステムなど、
現代に合わせた遊びやすいシステムが追加されているので、
普通にクリアするだけなら、それほど身構える必要もないかな。

かくいう私も、基本はデフォ設定でプレイしましたが、
連射ボタンだけは使わせてもらいました。使わないと指が死ぬ。
私のSTG力では、連射速度を2段階目にするとちょうどいいくらいの難易度でした。


本作は任意スクロールであり、一応前方の視界を広く取る処理にはなっていますが
前進しないと視界が動かない(?)ような挙動で、
振り向き直後がかえって危険が大きく、敵や弾との出会い頭の衝突で死んだりします。

あと、こちらの弾に対する敵の当たり判定が小さめで、
自弾がカスったくらいでは当たってくれないことが多いのも地味に厳しい。
こういう部分はさすがに古いゲームゆえの未洗練さかな。

背景がカラフルでコインや小さい敵弾が見づらいと感じたところも少々ありましたが、
その辺はプレイするうちに慣れて問題なくなりましたね。



ショップで買える武器は強力ですが時間制限や弾数制限があるものがほとんど。
メイン武器は初期装備のツインショット、サブ武器は弾数制限のないツインボムを
メインに戦うゲームなのかなと最初は思ったし、実際半分くらいは
それで正解だったのですが、5面以降はそれだと難しくてなかなか進めず。

敵の攻撃が激しくなる後半、ショップで強力な7way弾を買って、
制限時間が終わる前にその高火力で基地に接近して撃ち込んで次々と破壊!
という流れを理解したら俄然爽快で楽しくなり、クリアもできるようになった感じです。


ボスは、普通に弾を撃ってくるやつよりも一芸持ってるようなやつが多く、
倒し方にもひとクセあったりして面白かったです。
そういうのアリなんだ、と言いたくなるラスボスなんかはその極み。
まだまだアクションゲームとシューティングゲームの境界が
曖昧だった時代(今でも曖昧か?)の空気が感じられる気も。


デフォ難易度と2段階目の連射設定でノーミス一周クリアまで達成。
楽しいゲームでした。


なお本作には、装備をいつでも切り替えられ、リアルタイムでコインを消費する
「ウパウパモード」も収録されており、そちらも一応クリアしました。
初期メイン武器が弱くなっているのもあり、通常モードで稼いだコインストックを
持ち出して最初からお金を持った状態でプレイするのが前提っぽいバランス。

強力な武器はすごい勢いでお金を消費する(金が尽きると撃てなくなる)ので、
通常モード以上に、どこでどの武器を使うかの攻略の組み立てが重要に感じました。
逆に、好きなタイミングで武器を替えられるので、お金さえ残っていれば
終盤は通常モードよりも安定する印象です。ボスラッシュとかは特に。


ウパウパモード攻略に関してちょっと書いておくと、
3面まではお金を節約してデフォ以外の装備を使わず、
4面以降もワイドかレーザーをメインに使っていくのがいいかな。
あとは残金と相談して、要所要所で7way。
持ち出したコインはどうせコインストックには戻ってこないので、
終盤のステージで金が余ってたら、使い切るつもりで7wayを多めに使う。
ただしボスラッシュで必要になる分は残しておくこと。
私は持ち出し金30万でクリアしましたが、この方針だと20万あればクリアできそう。

3Dファンタジーゾーンについては以上。いいゲームだった。


ロイド・ザ・モンキー

booth.pm


『ロイド・ザ・モンキー』というフリゲもクリアしました。
アメリカのマイア・ゲームス(Meyer Games)という制作者さんが
2017年に公開したもので、私は一昨年に一度プレイして、
途中で詰まって中断していたのですが……


https://ch.dlsite.com/matome/230781
(記事内容は全年齢向けだけど一応R18サイトなので注意)


↑こちらの記事を見て思い出し、当時のツイートを掘り返したところ、
フリゲ界のトッププレイヤー(だと私が勝手に思っている)のTatu様が
難所の攻略動画をツイートしてくださった(ありがとうございます!)ので、
私も1年ちょっとぶりに再挑戦、めでたくクリアまで漕ぎつけたのでありました。


私はBOOTHからDLしましたが、HTML5なのでwebブラウザで動作し、
ゆえにWindows以外の環境でも動くようです。
itch.ioでも公開されているようですので、BOOTHのアカウントがない方はそちらから。


meyer-games.itch.io


ゲームとしては、ソニックロックマン系のゲームに影響を受けたと思しき
2Dアクションで、いろいろな部分で洗練されているとは言いがたい内容なのですが、
しかしながらいくつかのポイントを押さえればちゃんと遊べる作りにはなっており、
何よりも作者が自分の好きなものを好きなように作ってる感が伝わってきて、
味わい深いというか、楽しんでプレイできました。


なので、後進のために、その楽しむための「いくつかのポイント」と、
あとは一部ボス戦等の攻略メモをここに書き残しておきます。
ネタバレ注意。

基本事項・アクション関連
  • タイトル画面でJキーでテキストを日本語にできるが、翻訳が壊滅的なので、ストーリーが気になる場合は英語でもプレイして補間すべし。
  • 壁蹴りはジャンプ押しっぱなしでいい。
  • 足場からジャンプせずに落ちた場合は1回だけ空中でジャンプできる。
  • ぶら下がり時のジャンプは、左右入力に関係なく、ブラブラしてる足が出ている方向に跳ぶ。
  • 空中で「左右同時押し+攻撃」でジャンプ斬りを出すと、空中を高速で前進できる。普通のジャンプだとシビアな穴もこれで越えられる。以下便宜上「空中ダッシュ斬り」と呼称。
  • 右側に壁がある状態で、ある程度壁に近い状態から上記の空中ダッシュ斬りで壁に突っ込むと、主人公が壁にめり込む。その状態でジャンプすると壁を登れる。おそらくバグだがショートカットなどに有用。
  • ゲーム中に2回(で全部だと思うが未発見あるかも)、ソニック2とかのスペシャルステージ風に宝石を取っていくミニゲームがあるが、これに成功すると残機が10以上増える。運ゲーじみているが、宝石を左上の必要数だけ取ったらあとは自機を画面外に退避させて待ってればいい。
  • パッド非対応だが、ここに書いたことを押さえてさえおけば激しい操作はあまり必要とされないのでキーボードでも充分クリアできる。
ボス系の敵の攻略について
  • ハイペリオン(最初のボス)は、上の足場に登って様子を見て、隙を見て降りて攻撃。
  • 次のでかいボスは、右の方で待ち、手が突っ込んで来たらそれを踏み台にしてジャンプし、頭を斬る。
  • フランス語の2人組は、ただのザコなのだが接触を許すと対処できず死ぬので、突っ込んできたところを連打で倒す。
  • 直後のボスは、ボスが高くジャンプした着地を攻撃。一回斬ったらボスのノックバックを追いかけて連続で斬るといい。
  • 三つ首竜(?)戦は、上記の壁登りバグで右側の壁に登り、上から飛び降りつつ攻撃すればボスの頭が降りてくるのを待つ必要がなく、安全度も高い。
  • 三つ首竜戦を壁登りを使わずに正攻法で戦うなら、こちらは炎に当たらないけどこちらの攻撃はボスに当たるギリギリの距離があるので、そこで垂直ジャンプ斬り。ボスの頭が拡大したらいったん逃げた方がよさそう。




以上、ロイドザモンキーについてでした。
ゲームのボリュームは控えめなので、
ここに書いたことだけで引っかかる部分のだいたいはカバーできてる気がします。
初代をクリアしたので、そのうち続編の2もやるかもしれません。