AC版『カルノフ』をプレイしました。
おなじみアーケードアーカイブスで9月10日リリース。
アケアカカルノフを買った。 pic.twitter.com/YliiZhFe14
— bunaguchi (@bunaguchi) September 9, 2026
アーケードアーカイブス カルノフ | アーケードアーカイブス | HAMSTER Corporation
https://www.arcadearchives.com/title/aca-427/
昔プレイしたファミコン版は結構好きなゲームだったので、
近年のレトロゲーム移植ブームの流れに乗ってAC版が現行機に移植されるのを
今か今かと待ちわびておりましたが、ついに!ということで、発売日に即買い。
私がプレイしたのはSwitch版です。
元は1987年、デコことデータイーストのゲーム。
なぜかその後のデコゲーでザコキャラやボスキャラとして何度も登場し、
半ばマスコットキャラのような存在になる太ったおじさん、カルノフのデビュー作です。
FC版では、クリアミナ王国の平和を取り戻すために神に遣わされ、
悪しき魔法使いアラカタイ率いる魔物軍団と戦うというストーリーでしたが、
AC版の時点ではその設定は存在してない?のかな。
AC版はゲーム内にストーリー説明がなく、面クリアごとに宝の地図の一片が手に入り、
最終的に宝を手に入れるのが目的のようですが、
「暗黒の帝王を倒し、奪われた財宝を取り戻しましょう」
と上記アケアカ公式に書いてあるのを見ると、一応ちゃんと悪と戦う設定でもある様子?
ラスボスの見た目もFC版以上にしっかり「悪の魔法使い」してますし。


スタンダードなステージクリア式の横スクロールアクションで、全9面。
レバー(方向ボタン)での移動に加え、
ジャンプ、攻撃、そして「オプション使用」の3ボタン操作です。
攻撃は前方に弾を吐く遠距離攻撃。ジャンプは空中でも操作できますが高さは一定。
画面の一番上に並んでいるアイテム枠には、
ステージ道中で手に入る9種類のオプションアイテムが入ります。
左右入力のたびにカーソルが移動し、オプション使用ボタンを押すと使用。
9つの枠のうち、左側の5つの白枠に入る
「スピードアップ」「爆弾」「はしご」「ブーメラン」「火炎」はいつでも使用可能。
右側の4つの黄色枠に入る
「翼」「水中メガネ」「仮面」「トロッコ」は、特定の場所でのみ使用可能なアイテム。
該当の場所でそのアイテムを持っている場合はカーソル点滅と効果音で教えてくれます。
オプションアイテムのうち、「爆弾」だけは複数個ストックできますが、
他は一個しか持ち歩けない仕様。
攻撃用途の「ブーメラン」「火炎」は、使用後に攻撃ボタンを押すことで発射。
火炎は一回の使用につき30発撃てます。
ブーメランは一発だけですが、投げて戻ってきたのをキャッチすれば再使用可能。
この枠に入らないアイテムとして「パワーボール」「Kマーク」があり、
パワーボールは取ると通常攻撃が3段階までパワーアップ。
Kマークは一定数集めると1UP。50個で1UPするのがデフォ設定です。
ここまではファミコン版とだいたい同様ですが、本作はアーケードゲーム。
FC版と違って一回の被ダメで即死するシステムで、
FC版で便利だった2つのアイテム「盾」「神の怒り」もAC版にはありません。
そのため難易度はFC版よりはるかに高く、緻密な攻略を要求されます

一通りプレイした感想。
「変なゲームならまかせとけ」のデータイーストの代表作の一つとして、
主役が太った禿げ頭のおじさんという点が強調して語られがちな印象がありますが、
キャラだけじゃなくちゃんとゲームとして個性的なのが本作の素晴らしいところ。
アイテム枠にストックして使える9種のアイテムがやはり特徴的で、
その中でも特に、どこでも出し入れして昇り降りできる「はしご」の存在は、
他のゲームではなかなか味わえない独特のプレイ感を本作に与えているように思います。
高いところへの移動に使うのはもちろんですが、ボス戦突入直前に設置しておき、
はしごによる縦移動でボスが放つ弾を回避するという利用法も有効。
一発死で難しいのは上に書いた通りですが、本作はランダム要素がほとんどなく、
一発死かつ戻り復活ゆえの、ひたすら丁寧なパターン化が必要なゲームとなっており、
それがまたストイックな楽しさを提供してくれます。
ステージ内での軽い分岐や、所持アイテムによって攻略難度が違ってくる場所が多く、
どのルートを通るか、どこでどのアイテムを使うか、試行錯誤が楽しい。
こちらの攻撃に反応して撃ち返してきたり挙動を変えたりする敵が多いのも特徴で、
これも「敵が見えてもあえて攻撃しない」という攻略上の選択肢を生んでいる印象。
攻撃用アイテムの火炎とブーメランは、上手く使うとボスを瞬殺できる威力がある反面、
使用すると通常弾のパワーアップがリセットされるというデメリットもあり、
これもまた、「使えば楽だが、後のことを考えてあえて使わない」
という攻略を考えさせる、上手い作りだと思います。
そんな感じで、パターンゲームだが決してワンパターンではない、
幅のある攻略を楽しめるとても面白いゲームでした。名作!

アケアカのハイスコアモードでノーミスクリアは達成。
そして、今回はカンストクリアも達成しました。999999点!
本作は比較的簡単にカンストできるゲームであり、ノーミスクリアできる実力があれば
少しの工夫と練習でカンストも達成できる印象です。
できるだけ残機(=Kマーク)を稼いでから最終面である9面に突入し、
ラスボスとわざと相打ちになって9面を周回するのがコツ。
YouTube等に上がっている動画を見ると、道中でよりスコアを稼いだりなどすれば
他の方法でもカンスト可能なようで、これまた色々な攻略が許される作り。
今回AC版を初めてプレイしてみて、ファミコン版と比べるとゴリ押しが通用せず
一発死の緊張感がある、より緻密で熱いゲームだと感じましたね。
ただ、ファミコン版もあれはあれで良い移植だったんだなと感じるところもあり。
特にアイテム周りは、4面専用な上に別に無くても問題なかったトロッコが削られ、
それ以外のAC版で利用機会の少なかったアイテムには
追加で活躍の場が用意されてるのが、今思い返すと丁寧な仕事だなと。
4面はトロッコを削った代わりに爆弾を活用するステージに大幅改変されていたし、
AC版で少々淡泊な構成だった8面も、FC版では全く別物のステージに変更されて
翼で空を飛んで進んでいく個性的なステージになっていたのが良アレンジ。
私はFC版を先にプレイしていたので、AC版の爆弾の使いどころの少なさに
ちょっとビックリしました。
ステージ曲が一曲しかなく延々同じBGMが流れ続けるのは
本作の味わい深い部分の一つですが、
これもFC版ではラスボス戦だけ専用曲が用意されてましたね。
というわけで、ファミコン版も現行機移植を期待しつつ、このあたりで終わります。
以上、カルノフについてでした。いいゲームだった。



















