マッドアタック!マックスVS泥々星人(3DS版)

『マッドアタック!マックスVS泥々星人』をプレイしました
3DSのダウンロードソフトで、2015年配信開始。
昨年末のセール時に買っておいたもの。



マッドアタック!マックスVS泥々星人 | ニンテンドー3DS | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000034057


マッドアタック!マックスVS泥々星人 | Wii U | 任天堂
https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000015587


WiiUでも出ていたようですが、ライン移動システムの都合で
立体視ONにしないとキツいステージがちらほらあったので、
3DS版の方が良さそうかな。

『Mutant Mudds Deluxe』という海外作品のローカライズ移植版らしく、
そちらはSteamで2013年にリリースされていたようです。


Steam:Mutant Mudds Deluxe
https://store.steampowered.com/app/247370/Mutant_Mudds_Deluxe/


マックス少年が家でゲームをして遊んでいると、
突如として地球に泥々星人が襲来!どうやら奴らは水に弱いらしい。
ゴッツい水鉄砲でやっつけろ!地球を救うんだ!

……みたいなストーリーがオープニングの映像で語られますが、
ストーリー性は薄く、以降は会話やデモなどはほぼ無し。
表ステージ全クリアとかの区切りの時にバアちゃんに褒められるくらい。


ゲーム内容は、ジャンプとショットの2Dアクション。
ジャンプ中にジャンプボタンで、左下のゲージが続く間だけ滞空(ホバリング)可能。

そして上にも書きましたが、ステージには手前と奥へのライン移動の概念があり、
床の矢印の部分に乗ってジャンプボタンを押すと、
上向き矢印なら奥に、下向き矢印なら手前にビョーンとライン移動できます。


自キャラがいるライン以外の地形や敵も同じ画面に一緒に表示され、
ちょっと画面がゴチャゴチャしがちなのがどうかというところですが、
しっかり3DS立体視に対応しているので、視認に難を感じる場面では
3D表示をONにするのが良さげです。自分は普段3Dを切ってるので、
まともに3D表示でプレイしたのは何気に初めてかもしれない。


ステージ選択画面から「バアちゃんのヤネウラ」に行くことができ、
ステージ内でダイヤ(マリオでいうコイン的なやつ)を集めれば、
ここでバアちゃんからアイテムというか強化装備をもらえます。
ダイヤの数に応じて3種の装備がアンロックされますが、
基本的に一度に装備できるのは1つだけ。
後半面はなかなか難易度が高くなってくるので、
ステージに合わせて付け替えるのが有効だったりも。


残機の概念はなく無限にリトライできますが、
ステージ内のチェックポイントは一箇所だけなので
死にまくるのが前提の死にゲーでもありません。
難易度も、後半は結構死ねますがムズすぎるというほどでもなく。
プレイヤーの腕前にもよると思いますが、アクション慣れしてる人なら、
適度に(?)死につつ攻略可能な範囲に感じました。


ステージ最後の「ミズダマ」を取ればステージクリア。
泥々星人を全滅させるために全てのミズダマを集めるのが一応のゲームの目的です。


メインとなるホームワールドと終盤のスペースステージが合わせて20面の他に、
ステージ内の秘密の入り口から行けるステージが40面、
ステージ選択画面の鏡から行ける裏ステージ的な「ゆうれいワールド」が20面。
ひとつひとつのステージは短めなものの、
合計で全80ステージという結構なボリュームがあります。

ゆうれいワールドはちょっと取ってつけた感じの敵が倒せない変則ステージで、
元の初期版にはなく後から追加されたステージ群ということかな。



というわけで一通りプレイした感想。

ライン移動以外はオーソドックスな2Dアクションといった感じで、
目新しさや派手さには欠けるものの、しっかり遊べるゲームに感じましたね。


手前で立ち止まってタイミングを計って抜けるようなトラップが多いあたりは、
テンポを重視する向きの方はちょっと引っかかりを覚えるかもしれません。
全体的に出たり消えたりする足場の比重が高い印象。
敵配置の密度が高いのも好みが分かれるかな。


ステージ選択画面において、ステージは一つずつ解放ではなく、
クリアしたステージ数に応じて少し先のステージまで
プレイできるようになるシステムなのが何気に親切だと思いました。
一つのステージで何度も死んだら、気分転換に
他のステージを先に攻略したりできるのでプレイ意欲が続く。


あとシークレットステージ探しが面倒そうな気がしていたのですが、
実際は背景に注意してると入り口が見えてるところが多いので、
適切な装備を持っていけばいいだけであまり面倒ではなかったのも好印象。


ボス戦が一切なく、ステージの多さに対してザコの種類も少なく、
全体的にそこまでリッチなゲームではないのですが、
低価格の2Dアクションとしては充分以上の内容で、楽しませていただきました。


以下、攻略に関していくつかメモっておきます。ネタバレあり。




氷ステージの滑る床は、ジャンプしても慣性が残るような挙動ですが、
ホバリングすると止まれます。急停止が必要ならジャンプしてホバリング


出たり消えたりする足場は、点滅のペースが速くて最初は難しく感じますが、
消えてからまた出るまでの時間がホバリング一回分より短いのがミソ。
これを利用して、
「足場が消えそうになったらホバリングで滞空して待つ→再出現した足場に着地」
という立ち回りを憶えると結構楽になります。


3つめの強化装備による大ジャンプは[上+ジャンプ]という操作ですが、
十字ボタン入力が斜め上だと反応しないようなので、しっかり上だけ押そう。


ネタバレですが、一応のエンディングを迎えると、
これまでマックスを応援していたバアちゃんがプレイアブルキャラとして解禁。
タイトル画面でLボタンを押すとキャラを切り替えられます。
3種の強化装備全部乗せという便利キャラになってますので、
取り残しのダイヤはバアちゃんで集めよう。


各ステージから行ける最後のシークレットステージ「CGA-LAND」の入り口には
バアちゃんでなければ到達できないので、実質的な専用ステージになってます。
このCGA-LANDは全体的にトゲだらけなので、
トゲ足場の端ギリギリに立つテクニックが超有効。


そんなところでしょうか。
いいゲームでした。