ショーリンズロード / ロードファイター

DSのコナミアーケードコレクション
消化しきらないうちに年を越してしまいましたが、
今回は「ショーリンズロード」と「ロードファイター」を
プレイしましたので、感想を書いておきます。

ショーリンズロード

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85年作品。イーアルカンフーに続くカンフーアクションゲー。
同年の作品ですが、イーアルカンフーよりもこっちの方が後。


左右に少しスクロールする画面で、
次々と湧いてくる敵をひたすら倒す!というゲーム。
ひとつのステージ(ゲーム内表記で「STEP」)が前半と後半に
分かれていて、前半戦で敵を全て倒すと、ボスが登場して後半戦開始。
後半戦もクリア条件は前半と同じく敵の全滅で、ボス出現後も、
そしてボスを倒した後もザコが出続けるので、それらを全滅させるまで戦う。
つまりはザコをひたすら捌き続けるザコラッシュゲーです。


ステージによって地形が異なりますが、どのステージにも
上中下の3段の高さの足場があり、これをうまく使うのが
このゲームのキモであり面白いところ。
足場を上り下りして群がる敵の攻撃を凌いだり、
逆に降りてくる敵の着地にこちらの攻撃を重ねて倒したり。


ザコ敵は紫ズボンと緑ズボンの2種類……だけど攻撃パターンは
もう少しバリエーションがあるかな?こちらの攻撃一撃で倒せます。
緑のは倒すとアイテムを出すので、これを取ると一定時間
飛び道具が使えたりします。


一応STEP5をクリアすると一周で、地形は最初のステージに戻りますが、
その後もSTEP6、7、8……と数字が増えて続いていくループゲームです。


ライフと残機の併用制。4回被ダメでワンミス。
死んでも倒したザコの数はリセットされませんが、
ボスのライフは全快するようです。


操作は十字ボタン左右で移動、上で大ジャンプして上の足場に上がる。
下を押すと下の足場に降りる。2つのボタンでジャンプとキック。
ジャンプキックも可能。


というわけで難易度「とても難しい」でノーミス1周クリア達成。
ゲーム内説明に「比較的やさしい」と書いてある通り、
1周するだけなら特に難しくないゲームですね。
ライフに余裕がある上、STEPクリア時に加えて
STEP内の前半戦クリア時にもライフが全快するし、
おまけにスコアで残機もエクステンドするので、なかなかゲームオーバーにならない。


敵には接触ダメージがありますが、自キャラが空中にいるときは
ザコと接触してもダメージを受けないっぽいのも難易度が低い一因かな。
これのおかげで、多数の敵に追いつめられても、上段下段に移ったり
ピョンピョン跳んで逃げたりすれば大抵は立て直せます。


アクションゲームとしては、上にも書いたように
段差を使った立ち回りがなかなか楽しいゲーム。
自キャラのメイン攻撃手段であるキックの判定が頼りないので、
正面から敵に向かっていくよりも、敵が段差移動した隙を狙って
攻撃を当てていくのがセオリー。上にも下にも足場があるところだと
上下の両方から敵が来るので、なるべく最下段で戦う。
……など、ノーミスや周回を狙うと、それなりにしっかりした
テクニックや攻略法が必要になってきます。


「とても難しい」設定でSTEP26、672200点までいけました。
難易度は低いですが、取っつきすいし操作性も良く、
なかなか面白いゲームでした。

ロードファイター

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84年作品。並みいる敵車をかわしつつゴールを目指す、
トップビューのレースゲーム……いやレースアクション?
特徴の一つに、「敵車に接触してもミスにならない」というルールが
挙げられます。……とゲーム内説明に書いてありますが、
この手のレースゲームって全然やったことがないのであまりピンと来ず。
類似のゲームだとジッピーレースとか、あの辺の系譜なんでしょうかね。


十字ボタン左右と2つのボタンで操作。
ボタンはローとハイの2段階のアクセルで、最初はローで加速して、
エンジンの回転数(RPMメーターとして表示されてる)が上がったら
ハイに切り替えてさらに加速、最高速の400km/hに達する……という具合。
ボタンを離すとブレーキがかかって減速します。


走り続けるうちに徐々に燃料が減っていき、またガードレールや
障害物に当たってクラッシュすることでも燃料が減るので、
これがゼロになる前にゴールする必要があります。
燃料は走行中にたまに現れる虹色のボーナスカーを取ると少し回復。
ゲームオーバーは燃料切れのみで、燃料さえ残っていれば
何度クラッシュしてもその場から再開できます。


上に書いた通り、敵車に当たってもそれだけでクラッシュとはならず、
はじき飛ばされてスピンしガードレールに激突して初めてクラッシュ。
自車はスピンするとコントロールを失いますが、
このとき自車の先頭が向いてる方向と逆方向に
すかさず十字ボタンを入れれば、体勢を立て直すことができます。
これが「カウンターステア」っていうテクニック、らしいです。


一応順位の概念がありまして、最初は40位からスタートし、
ライバル車(という種類の敵車)を追い抜くと
順位が上がっていきます……が、クリア自体には関係なく、
一種のやり込み要素ってとこでしょうか。


ゴールすると燃料が一定量回復して次のコースへ。
全6コースで一周。その後はまた1面に戻ってループゲーム。


というわけで1周クリアしました。
最初は勝手がわからず自車が爆発しまくって
2面を越すのも大変でしたが、カウンターステア
コツが掴めれば結構先に進めるようになりますね。
上に書いたカウンターステアのやり方ですが、
これ具体的な説明があんまり見当たらなくて、
けっこう試行錯誤を要したのがなかなか大変でした。
ゲーム内説明だと「スピンする反対方向へすぐに十字ボタン」
って書いてありますが、
スピンする方向=はじき飛ばされた方向 ではない
というのが、分かりにくいところ。
動いてる方向に関係なく、スピンしたら素早く車首を確認して、
その向きと逆方向に十字ボタンを入れる。
これが正解……だと思います。だよね?合ってる?


で、まあ、それができれば結構先には進めるのですが、
クリアまでにはもう何枚か壁があった感じかな……。
広い道では敵車と当たっても立て直しやすいのですが、
狭い道や斜めの道では 衝突=死 なことが多いので、
そういうところでは常に前方を警戒し、
すぐにブレーキをかけられるようにしておく。
当たるとスピンするオイルや当たると即クラッシュの障害物の
配置がだいぶえげつないところも多いので、
ある程度は配置を憶えることも必要。
最終的に私が意識したのはそのくらいでしょうか。
難しいゲームでした……。


感想としては、高速スクロールのスピード感や、
カウンターステアのテクニカルな楽しみがある一方で、
狭い道に敵車が密集してることがあったり、
いきなり突っ込んでくる障害物やドラム缶を撒き散らす
トレーラーの存在がゲームの面白さに貢献してるのかどうかは
ちょっと疑問……といったところです。
最初に書いた通りこのジャンルにはあまり詳しくないのですが、
一般的な評価はどんなもんなんだろ。


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今回は以上。あとプレイしてないのは
プーヤン」「Track And Field」「スーパーバスケットボール」
の3つですね。次回で終わりにできるでしょうか。
それでは今日はこの辺で。