イヌカリ / ソンソン

最近プレイしたゲームの感想。

イヌカリ - 欺瞞の追跡


https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000049538.html


eショップでセール価格100円だったので買ってみたSwitch『イヌカリ』。
RedDeerGamesより配信中の2Dアクション。



日本語非対応。
主人公イヌカリは森の守り神で、救いを求める人間の祈りで
長い眠りから目覚めたが、眠ってる間に時代の変化で信仰が衰退しており、
それにより主人公も本来の力を失っている、みたいな話だと思います。多分。
人間の世界で何か起きていて、力は失ってても助けるのが我々の役目なんだわ、
みたいな会話(多分)を師匠っぽい別の神とオープニングでして戦いに出発。


ゲーム中もボスとの会話など少しだけテキストがありますが、
特に捻りのないストーリーっぽいので、そこまで真面目に英文を読まなくても、
流し読み程度でなんとなく理解していればだいたい話の流れは分かります。
逆に言うと、知ってる単語を拾ってある程度流し読みできるくらいの英語力は要るかも。


ゲームとしては、残機とライフがあり、
敵を倒しながら進んでいくオーソドックスな2Dアクション。

「3つのワールドに分かれた24のレベル」と上記ストアページにありますが、
実際プレイした感覚では、長~いステージが3つというのが実像に近い。
各ワールドには中ボスもいて、それも含めて計6回のボス戦。


少し慣性のある動きですが操作性は悪くなく、
動きも速くてなかなかスピーディーに進めます。

ただステージ構成というかレベルデザインがかなり薄味で、
特にギミックや見どころのない場面が延々と続く感じ。
敵の種類も少なく、代わり映えのしないステージを
ひたすら走らされるゲーム、と感じましたね。

ワールド2だけは、滝から落ちてくる小さい足場を渡っていく場面とか、
落下するトゲとかのギミック的な要素が多めで、多少は緊張感がありました。


ワールド1クリアで飛び道具、ワールド2クリアで2段ジャンプが解禁。
劇的に変わるわけではないですが、敵との戦いは多少楽になるかな。
あとバックダッシュもありますが、活躍機会は少ないし、
なんなら最後まで全く使わなくても支障ないアクションという印象。
私は一部の敵相手にヒット&アウェイするのに使う程度でした。


ボス戦も、あまり凝った動きなどのない簡素な作りなのですが、
それなりに攻略法を考える楽しみは感じられました。
あるボスは初見で苦労したのですが、
近接攻撃をしゃがんでかわせることに気付いたら完封できたり。


難易度はほどほど。やってませんがEASYモードもあるようです。
3つのセーブファイルから選択して開始し、
ワールドクリアごとにセーブされる仕様ですが、
普段からこの手の2Dアクションをプレイしてる方なら
通しでも1~2時間くらいでクリアできると思います。
慣れると1時間以内。


オールクリアするとスピードラン(タイムアタック)と
ボスラッシュモードが解禁。

やはりステージが淡泊でダレる作りなので
スピードランはあまりやってないですが、
ボスラッシュは4:33:62が最高タイムでした。

記録はメニュー画面に表示


ロードがやけに長い時があったり、たまに画面がカクついたりと、
微妙に動作が不安定なのも感じますし、
あまりオススメできる内容ではないのですが、
セール価格でドットの雰囲気や和風の世界観などが気に入れば……
といったところでしょうか。



ソンソン


カプコンアーケード2ndスタジアム』のSwitch版をDLしました。
本体は無料で、DLC形式でゲームを追加していく作り。
唯一、無料の本体に最初から付属しているゲームとして、『ソンソン』が遊べます。


Capcom Arcade 2nd Stadium(カプコンアーケード 2ndスタジアム)| CAPCOM
https://www.capcom-arcade-stadium.com/2/ja/


そりゃタダなんだから落とすよね、とカプアケ1の時も書いた気がしますが、
今回も同様に、令和に無料ゲームと化したソンソンをプレイしました。



84年のアーケードゲーム西遊記をモチーフとしていて、
孫悟空風の主人公ソンソンを操作し、仲間をさらった敵を追いつつ
天竺(?)を目指す……という感じの簡易なデモが開始時に流れます。
1人でしかプレイしてないですが、2人同時プレイが可能で、
2Pキャラはブタの「トントン」らしい。


ゲーム内容は強制スクロールの2Dアクション。
ショットで敵を倒しながら、6段の足場があるフィールドを右に進んでいきます。
STG色の強い内容ですが、普通に左右入力だけで振り向くので後方も撃てます。

上下入力はジャンプと飛び降りで、上下の足場への移動がメイン用途。
ジャンプは垂直にしか跳べませんが、上段への移動だけでなく、
最上段や穴のあるところでは普通にジャンプとして回避などに使えます。

ところどころ背景に数字が書いてあるのがステージ数というか進行度の目安で、
19から始まって進むにつれて減っていき、
1を過ぎて仏様のところまでたどり着くと一周クリア。以降難易度が上がってループ。


ということで一周クリアまでプレイしました。

敵本体はもちろん敵の投げる飛び道具まで全て破壊できるので、
回避よりも敵の正面に回ってひたすら撃ちまくるのが重要かつ爽快。

込み入った出現条件のある多様なスコアアイテムに加えて、
STGのような編隊全滅ボーナスや、
中ボス的なドクロの壁を全滅させると取れるヤシチなど、
私はそこまでやり込んでませんが、稼ぎを意識すると熱そうな要素も豊富。

中盤からだいぶ敵の出現数が増えて難しくなりますが、
足場のところどころに開いている穴を利用して
敵が登ってこれないように誘導するなどの
工夫が通用するところもあり、攻略のしがいがありました。

そのシンプルさと1プレイの短さも相まって、
なかなか中毒性が高くて楽しいゲームと感じました。



↑2周目の途中まで進んで419620点。いいゲームでした。