画面が……画面が狭い……!
Gソニックのご紹介|SEGA バーチャルコンソール公式Webサイト
http://vc.sega.jp/3ds/gsonic/
ということで、3DSのバーチャルコンソールで
『Gソニック』をプレイしました。元は1996年、ゲームギアのゲーム。
日本国内ではゲームギアで最後に発売されたタイトルだったそうな。
ゲーム内容としては、まあソニックなんですが、
今回のソニックは2段ジャンプができます。
そしてもう一人のプレイアブルキャラとしてナックルズが登場。
ジャンプ中に滑空と、壁につかまっての昇り降りができます。
ソニックシリーズのステージは伝統的に「ゾーン」と呼ばれますが、
今作は全部で5ゾーンとボリューム控えめ。
ステージ数の都合により毎回個数が変わることでお馴染みの
カオスエメラルドも今回は5個しかありません。
というか、ひとつのエメラルドが5つに分裂したので取り戻せ!というストーリー。
発売当時はプリレンダCG的なグラフィックも売りだったようですが、
こんだけ解像度が低いとドット絵とあまり変わらないような気がして、
今見ると1996年という時代の産物としての味わいが強い気がします。
プレイした感想。
最初にも書きましたが、今作はキャラが大きいぶんとにかく画面が狭い!
というか大きさだけじゃなく、自キャラが常に画面の真ん中にいるのも
この狭さの原因という気がしますね。
画面のスクロールが前方の視界を広く取る処理になっていない。
プレイ済のGG版ソニック2を確認したらその辺はちゃんとしており、
調べると開発元は同じらしいのですが何故こうなったのか。
しかしながら、この画面の狭さが豪胆で逆に惹かれるところもあったので
プレイしたという経緯もあり、個人的に嫌いではなかったりもします。
とにかく画面が狭いので、ジャンプすると着地点が見えず
トゲに当たって被ダメ!みたいな事態がしょっちゅう発生するのですが、
幸い、今作は被ダメ1回でリングが即0にはならない優しいシステムなので、
だいぶ大味なプレイ感ですがそこまで難易度は高くなく。
全体的には、ゾーン1と2は大味ですが適当に動き回っても
あまり死なないので、適度に走れてそこそこ楽しい。
ゾーン3は適当に走ると溶岩に突っ込んで死ぬような作りなので、
慎重にプレイする必要あり。
マップが複雑なゾーン4と5は把握するまではだいぶ迷う上に、
ゾーン4は水中で動きが鈍く、ゾーン5は敵配置が厳しく、
ともに楽しさよりもしんどさの方が上回る……と感じました。
あとは、リングの当たり判定が妙に小さくて取りづらいのも気になったかな。
キャラ性能に関しては、ナックルズは滑空にも攻撃判定があるので、
ボスに体当たり→跳ね返ったところを滑空に転じて再突撃
みたいな動きができて攻撃面で強い印象。
一方で空中での制御は2段ジャンプができるソニックの方が
融通が利くので、回避に関してはソニックの方がやりやすい。
一部の場面限定ではありますが、アクションの違いから
キャラによって異なる攻略法が必要になる場所があったりもします。
各面で大きいリングを取ると行けるスペシャルステージは3Dっぽい表現で、
メガドラ版のシリーズに近付けようという頑張りのようなものを感じ、
これまたなかなか味わい深い。
いろいろと作りが粗いところがあってオススメはしづらいですが、
慣れるとそれなりに遊べるアクションゲーム、という感想です。
あと終盤のBGMが熱いのが良かった。
エメラルドを5つ全部集めると最後に登場する真ラスボスの曲が特にカッコイイ。
3DSのeショップは来年3月に閉まるらしいとのことですので、
今後、閉まる前にもう何作品か、遊んでおこうかなと思ってます。
以上、Gソニックについてでした。