ワギャンランド(Switch ナムコットコレクション収録)

ワギャンランド』をプレイしました。


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https://nc.bn-ent.net/


DLするだけなら無料で、ナムコファミコン作品をDLC形式で購入して追加していく
Switchの『ナムコットコレクション』。それに最初から入っているゲーム……
すなわちSwitchさえ持ってれば無料で遊べるゲームです。素晴らしい。

元は89年発売。基本は2Dアクションですが、
ボス戦がしりとりor神経衰弱のミニゲームになっているのが特徴。


ワギャンランドを征服してしまった悪の天才科学者ドクターデビル。
村の仲間を助け、平和を取り戻すために、ワギャンの冒険が始まる!というストーリー。

メカ怪獣っぽいワギャンというキャラは、当時エレメカや玩具で
展開されていたキャラクターが元になっているようです。Wikipedia調べ。


十字ボタンで移動、Aでジャンプ、Bで攻撃というオーソドックスな操作。
攻撃は「音波攻撃」で、口からワッとかギャとかいう音を発射し、
当たった敵は硬直。硬直した敵は足場にできます。
道中に落ちている「ワギャナイザー」というワギャン型のアイテムを取ると、
音波がパワーアップして攻撃の判定が大きくなり、敵をより長く硬直させます。

ワギャナイザーを4つ取るとしばらく無敵化して敵を蹴散らせますが、
無敵が切れた後はパワーアップが初期状態に戻ります。


ゲーム後半で仲間から3種の装備アイテムをもらうことができ、
「スーパーワギャナイザー」は攻撃強化、
「ワギャコプター」は無制限に飛行可能になる、
「タイムストッパー」はラスボスとのしりとりで時間停止が可能になるという効果。
強力ですがスーパーワギャナイザーとワギャコプターは併用不可。
選択肢によりもらわずに進行することもできます。


ステージの最後が上下に分かれ道になっていることがあり、
どちらに行くかによってルート分岐が発生。

ステージ中、何もない場所に攻撃を当てると反応する場所があり、
1UPアイテムやボーナスステージや別ルートへのワープなどが隠されています。

残機制でライフのない一発死。コンティニューはタイトル画面から8回まで可能。

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ボス戦のしりとりと神経衰弱


一通りプレイした感想。アクションゲームとしては、一発死かつ戻り復活で、
敵も挙動や配置が厳しい場所があったりするので予想より難度高めでしたが、
激ムズということもなく、まあファミコン基準なら普通の範疇だと思います。

中盤の滑り台ステージはなかなか楽しいですが、
それ以外はあまり派手なギミックなどもなく、
やはりこのゲームのメインはボス戦のしりとりと神経衰弱……という印象。


神経衰弱は、敵が一度めくったパネルを絶対に忘れないので、下手こいて
ペアの片方だけ場所が分かってるパネルが多い状態で敵にターンを渡しちゃうと、
そこから敵がペアを当て続けて「ずっと敵のターン」状態になり
一切操作できない時間が長々と続いたあげくに負けるという
何も面白くない展開になりがちなのが、ちょっとどうかと思ったところかな。


しりとりは、あらかじめ用意された絵を言葉で表現してしりとりを繋ぐというルールで、
一つの絵を複数通りの読み方ができるという意外性もあって、こちらはなかなか面白い。
繋がる言葉がない詰み状態に敵を追い込めば勝利になるほか、設定されたノルマだけ
ターン数を凌げば以降は負けてもクリアになるなど、神経衰弱よりも凝った作り。
思考時間もそれなりに必要なので、制限時間にも神経衰弱よりは意味があります。
適度に戦略性があり、ある程度運も絡み、なるほど人気が出たのも頷ける楽しさ。


攻略について。
神経衰弱は、完全なランダムではなく配置にある程度の法則性があるので、
プレイを繰り返して配置の傾向を掴むのが大事です。
しりとりは、各絵柄の読み方を憶えるのが重要。これも数をこなすと分かってきますが、
ネット上に読み方一覧を掲載したページ等もあるようですので、
手っ取り早く攻略するならありがたく利用させていただきましょう。


道中の、足場が少なく下から魚が飛び出てくるところは、
前ジャンプで画面をスクロールさせたらいったん空中でターンして元の足場に戻る、
を繰り返して先に魚を出しながら慎重に進めばミスを減らせます。
最終面の落ちてくる岩も同様。


あとはジャンプ台の挙動がちょっと分かりにくいので書いておくと、
大ジャンプするのに助走が必要なのは説明書にも書いてありますが、
しっかりジャンプ台の右の方まで踏んで、
ジャンプ台のグラフィックが平らな状態になったタイミングで跳ばないと
うまく大ジャンプしてくれないようです。
さらに、大ジャンプ中は、ボタンを押してるうちはゆっくり落下し、
放すと普通に落ちる、という挙動になります。

最終面のジャンプ台のある場所は、2つ目のジャンプ台の足場で止まっちゃうと
助走が足りず死ぬしかなくなるので、上記の仕様を頭に入れて着地位置を調整し、
止まらずに連続で跳ぶようにすると越えられます。


クリア後、スタッフロールの後に表示されるコマンドをタイトル画面で入力すると、
3種の装備アイテムが取れず敵配置も厳しい裏モードに挑めます。

私は裏モードまでノーコンクリア達成しましたが、ノーミスはさすがに厳しいかな。
しりとりと神経衰弱が、どうしても運が絡むのでなかなか安定しません。
どちらも慣れれば体感8割くらいは勝てますが、2割の不安定がノーミスを阻む感じ。
アクション部分も即死制ゆえ、終盤は一瞬の判断ミスなどであっけなく死ぬのが厳しい。

しりとりと神経衰弱でパーフェクト勝利するとボーナスとして7UPするので、
ノーコン狙いの場合は序盤のボスでパーフェクトを取っておけば
残機に余裕ができてノーコンクリアしやすくなります。

そんなところでしょうか。いいゲームでした。