ふたりはプリキュア(GBA) / プレデター(FC)

積みゲー崩し期間継続中です。
プレイしたゲームの感想、今回は2本立て。


ふたりはプリキュア ありえな〜い! 夢の園は大迷宮(GBA


今年15周年を迎えたそうで、すっかり怪物コンテンツに成長した感のある
プリキュアのゲームでございます。2004年12月にバンダイから発売。
公式サイトもまだ残ってるぞ。Flashなので環境によっては見れないけど。
Flashもすっかりレガシーになりましたなあ……。
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/gba_precure/


なんだか自分がプリキュアのゲームをやるのを
意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
GBAで出てるプリキュアのゲームの2作目が、割とガチな感じの
2Dアクションらしくて前から少し興味あったんですよね。
で、シリーズ物はなるべく1作目から手を付けるという
自分ルールに従いまして、こちらの1作目『夢の園は大迷宮』を
今回プレイしました、ということです。


ゲームは、2人のプリキュアを交代しながら進める
アクションパズルっぽい内容。交代と言っても、
操作してない方のプリキュアも常にステージ内に存在していて、
足場を動かすスイッチの上に片方を立たせて待機させ、
もう一人を操作して動いた足場に乗りハートを取りに行く、
という具合に進めていくシステムとなっています。
で、ステージ内の全てのハートを集めた上で、
両方のキャラをゴールまで持っていけばステージクリア。
ひとつのステージは縦横に数画面分ほどの広さがあり、
10ステージで1つのワールド。ワールドの最後のステージはボス戦。
残機やライフの概念はなく、敵や針に当たると即ミスですが、
ペナルティは残りタイムが10減るだけでその場復活です。
タイムアップになるとステージから追い出されてやり直し。
アイテムは上記のハートと、収集要素のカードのみ。


操作方法。
十字キー左右で移動。薄い足場に乗っている場合は、
下を押すと足場から降ります。しゃがみは無し。
Aボタンでジャンプ。押す長さで高度調整はできず、
天井につかえない限りは一定の高さのジャンプをします。
Bボタンで攻撃。キュアブラックの場合はキック、
キュアホワイトの場合はパンチで攻撃。
グラフィック上はブラックの方がリーチが長いようにも
見えますが、たぶん性能差はないと思います。
LかRでキュアブラックキュアホワイトを交代。
攻撃・交代ともにジャンプ中にはできないようになってるのが
ちょっと注意が必要な点でしょうか。しゃがみ不可もそうですが、
たぶん、低年齢向けを意識して同時押しとかの複雑な操作を
あえて入れてないんだと思われます。
ボス戦のみ、交代要素がなく2人が一緒に動きます。


あとはパズル要素の強いゲームということもあって、
スタートボタンで出るメニューからやり直しできたり、
セレクトを押すとステージ全体をスクロールさせて見渡せたりと、
システム面ではなかなか行き届いている印象です。


ゲーム序盤は簡単かつ妖精が逐一ヒントをくれる安心設計ですが、
後半以降は弾を撃ってくる敵が出てきたり
割とガチなパズルになってる面があったりと、
本来の対象年齢の方々がちゃんとクリアできるのか
若干心配になるような難易度になってきます。


10ステージ×5ワールドで計50ステージの大ボリュームですが、
少しずつ攻略していくのを前提とした作りで、
バッテリーバックアップで自動セーブされますし、
ステージ選択画面から前のワールドに戻ったりも自由にできます。
あとは、収集要素のカードを使ったミニゲームもあるのですが後述。


基本的な紹介は以上。以下感想です。
こういうパズル要素の強いゲームには少し苦手意識があるんですが、
本作は低年齢向けということもあり問題なくクリアできました。
上記の通り低年齢向けの割には難しいと思える箇所もありますが、
まあ私は大人なわけで、どの面も何度かトライしたら突破できましたね。


パズルゲームとしては、落とした足場や壊したブロックも時間が経つと
復活するようになっていて、時間さえあれば手詰まりにはならないように
なってます。ただ復活まで待ってなきゃならなくて少しじれったいことも。
あと、頻繁にキャラを交代する必要があるのに、
交代時にいちいちプリキュアがポーズを取るモーションが挟まるのも
少々テンポを阻害気味かなとも思いましたが、
まあこれはキャラゲーの宿命ってやつでしょうか。
アクションゲームとして見ると、操作性は良いのですが
キックやパンチの攻撃判定が出るのが遅く、殴ったつもりが間に合わずに
敵に当たってミスったりするのは少し気になったかな。


問題点と言えるのはそれくらいで、ゲームを進めると
大人でも少し考える必要のある面がちらほら出てきたりして、
なかなかやりごたえがあるし、ギミックも豊富……
ってほどでもないけど堅実な作り。


ネタバレですが、このゲーム、2周目というか裏面がありまして。
表面で取れる全てのカードを集めると裏面が解禁されるようです。
裏面は敵が増えたり強いものに入れ替わったりしており、
足場やギミックの配置も若干変化して、難しくなっています。
敵の攻撃が激しくてミス前提みたいに思えるところもあったりするのが
ちょっとどうかとは思うんですが、なかなかのサービス精神。
総じてよく出来ているゲームだと思います。


最後に、タイトル画面から行けるカードを使ったミニゲームについて。
ランダムに配られる9枚のカードの正位置と逆位置の
計18種類の意味を憶えてからゲームを開始。
妖精に、○○はどれ?と聞かれるので正しいものを選ぶ。
制限時間60秒で何枚当てられるか、という内容です。
結果により「あなたのプリキュア度」が判定されます。



というわけでプリキュアになりました。
12枚以上で最高ランクの「あなたはプリキュア!!」になるようです。
プリキュアについては以上。いいゲームだった。


プレデター(FC)


続いてはファミコンプレデター。88年、パックインビデオから発売。
正式名称は『シュワルツェネッガー プレデター』でいいのかな。
もはや説明不要の有名映画が原作。


ゲーム内容は2Dアクション。電源入れた直後のデモでは、
大きなプレデターシュワルツェネッガーの絵がデデーンと表示されて、
さらにゲーム開始直後も、ファミコンにあるまじきデカさの自キャラを
操作できる『ビッグモード』からゲームが始まるのがインパクト大。
最初のビッグモード面をクリアすると、
続いて普通にキャラが小さい『ノーマルモード』のSTAGE1が始まり、
以降はノーマルモード面を数ステージクリアするごとに
ビッグモード面が挟まる感じでゲームが進行していきます。
ビッグモード面は強制スクロール、ノーマルモード面は任意スクロール。
ノーマルモード面では2つの出口があるステージもあり、
入った出口によって先のステージが分岐します。


ビッグ面が7つとノーマル面が30の、合計で37ステージもありますが、
上記のステージ分岐により通らないステージもあるので、
ワンプレイで通るステージ数は……いくつくらいだろ。
ネット上では「全26面」としている資料が多いんですが、
ワンプレイだとそれくらいになるってことなのかな。
数えるのが面倒くさいので未確認です(横着)。


残機とライフの併用制。ライフは割と余裕がありますが、
落ちちゃダメなところに落ちたら一発死です。
コンティニューは最後にプレイしたビッグ面からの再開。


操作方法。
十字キーで左右移動としゃがみ。Aでジャンプ、Bで攻撃。
攻撃はノーマルモードの初期状態では射程の短いパンチですが、
しゃがみ中にはパンチが出せないのが不自由。
武器アイテムを取ると飛び道具で攻撃できます。
レーザーと手榴弾は特定のブロックを壊せる。
ビッグモード時は最初から銃を持ってます。
武器は弾数制限はないですが、ミスや面クリアで初期状態に戻されます。
ゴールの扉には十字キー上で入る。
スタートボタンでポーズ。ポーズ中にAかBを押すと……自殺!


アイテムは、ノーマルモードでは固定配置。
銃、レーザー、手榴弾の武器の他、回復アイテムと1UP。
あと武器を失ってパンチに戻るアイテムもあります。
ビッグモードでは敵を倒すと武器アイテムが出ることがありますが、
武器の種類はノーマルモードと違って連射弾とか拡散弾とか。
ビッグ時は同種の武器を続けて取るとパワーアップするみたいです。
あと途中で上から降ってくる雫?のようなものを取ると
少しだけ体力回復。なんだろうこれ……。


ということで一通りプレイしました。
感想ですが、まあ……ネット上でさんざん言われてる通り、
いろんな意味で厳しいゲームでしたね。
自キャラのパンチは当てにくい、敵の攻撃は避けにくい、
地形の判定は分かりにくい、始まった瞬間に食らうステージがある、
入り込むと出れなくて自殺するしかない場所がある、などなど……。
自キャラの動きに慣性があるのに、
序盤から1ブロック幅の飛び石渡り(落ちたら即死)をさせられるし、
「食らいながら強引に突破してね」と言わんばかりの場面も目白押し。


そんな具合で、クソゲーと言われてしまうのも仕方ない内容では
あるのですが、上に書いた欠点はどれもノーマルモード時のもので、
ビッグモード面はそこまで悪い感触でもないな……とは思います。
でかいのは自キャラとボスだけで、ザコ敵は小さくてよく分からない
ボールや泡みたいなのが右から次々と飛んでくるんですが、
その小ささゆえに、一発ずつちまちまと狙い撃つ必要があって、
これが地味ながらそれなりに楽しい。
ビッグモードはジャンプの挙動がフワーッとした感じなので
空中でも割と狙いをつけやすいし、即死もないので理不尽感がない。
だから、そこまでクソゲークソゲー言う必要は……
いやトータルだとクソゲーかもしれんけど。
でも全く楽しめないというわけでもない。と思いました。


最後に攻略について。
面数が多いのでメモを取りながら攻略を進めてたんですが、
その中から一部を紹介……しようと思ったけど長くなるのでいいや。
このゲーム、ちょっとパズル的な要素もあって、
一部の敵は上に乗れるので、それを利用して進むところもあります。
ノーマル6面ではそれを利用して開始地点左の武器を取る。
他にもショートカットできるところがいくつか。
それと、敵を倒そうとするよりも強引に突破した方がいい場面も多い、
というのは上に書いた通り。
ステージ構成を把握して、上記を意識しつつパターンを作ったら、
あとは「いかに落ちないように動くか」が全てですね。


というわけでノーミスクリアまで達成。
なかなか大変でした。

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本日は以上。
積みゲーはあと5本くらいかな。
DLソフトとかの電子積みゲーも含めるともう少しあるけど……。
減らしていきたいと思います。