ピトロクス・ギア

もうひとつ、
「ピトロクス・ギア」についても書いておきます。
盛り合わせC様によるフリーゲーム


公式ページ
http://neroringa.wixsite.com/moriawase-c/blank-2


DL先(ふりーむ)
https://www.freem.ne.jp/win/game/17076


ウディタ製。
内容はシューティング要素のあるアクションRPG
想定プレイ時間10時間以上という大作です。
私は難易度ノーマルのクリア時のデータが11時間でしたね。


以前の記事にも少し書いたんですが、去年、
「首吊少女と箱男爵(体験版)」というフリゲをプレイしまして。
https://www.freem.ne.jp/win/game/14543
ゲームの雰囲気や、RPG要素の強い作品である等、
普段の私の好みからは外れる部分も大きかったんですが、
「首吊りロープでワイヤーアクションをする」
っていう発想にオッ、と思いまして。
それに、ウディタで……というか、ウディタに限らずフリゲで
こういう現代的&本格的なアクション作品を
作られる方ってなかなかいらっしゃらなかったのもあって、
その時から作者様には注目してたんですよね。


で、その作者様の新作がこのピトロクス・ギアなのです。
詳しい説明はふりーむや公式ページを見ていただくとして、
私がプレイした感想としましては、こう、素晴らしいなと。


非常にリッチなゲーム……という言い方が
正しいのかどうか分かりませんが、
ミニゲームやサブイベント、素材から装備を合成したり、
ポイントを振り分ける凝った成長システム等々、
盛りだくさんな内容で、よくぞここまで、と思いました。


あとストーリーね。
こういうRPG的なストーリーに関しては
私は評するための語彙を持ってないのですが、
良かった、とだけ。


難易度は5段階から選べるし、ほぼどこでもセーブできるので、
誰でも……というほどではないかもしれませんが、
多くの人が楽しめるように作られています。


こういう、ストーリーとかキャラとか、ミニゲームとか、
とにかくバラエティに富んだいろんな要素を詰め込んで、
「いろんな人が楽しめるように」っていう方向性で
作られたゲームは、やっぱり強いよな、と思います。
私が普段作ってるようなアクション特化のゲームは、
どうしてもプレイヤー層を限定しちゃうところがありますからね。


そういう意味で、この方向性の作品を、
このクオリティで出してこられたら、ちょっともう、
私なんかは参りましたと言うしかないです。参りました。
私には絶対作れない作品でした。


ここまで絶賛しましたが、完璧な作品というわけでは決してなくて。
アクションゲームとして見た場合には、
一部のシステムが不必要に複雑になってる気がしたり、
移動速度に対して画面が狭いとか、一部の敵弾が見づらいとか、
ツッコめるところはいくらでもあるんですけどね。
でも、なんというか、そういうのはひとまずいいだろと。


クリア直後の、楽しいゲームだった!という感慨に、
そんな理屈は吹っ飛ぶわけですよ。
見やすくすべき!分かりやすくすべき!
アクションゲームはかくあるべき!
みたいな理屈もまあ大事ではあるんですが、
一方でゲームは結局楽しいかどうかなので、
楽しかった!っていう、自分が抱いた気持ちも大事にしたいなと。
このゲームは楽しかった。オススメです。

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そんなわけで、今日は豪華2本立てでお送りしました。
どちらも私が普段あんまりプレイしないような作品でしたが、
とても楽しめました。ありがとうございました。