SYAKERAKEにゲームを投稿してみた話

突然!マッチョマン!
ではなく、
突然!SYAKERAKEがα版として7/6の夜にリリースされました。
いやああまりにも突然でビックリしましたよ。


SYAKERAKE
https://www.syakerake.jp/


SYAKERAKEというのは、
『「任価」によるユーザ投稿型PCゲーム販売サイト』
とのことで、まあその辺の説明はリンク先の説明を
読んでいただきたいんですが、このSYAKERAKE、
自分が最初に知ったのは去年の初め頃かな。


公式Twitterを見ると2015年前半にはすでに告知されてたみたいで
リリースの準備もしてたようなんですが、
そこから延期に延期を重ねて、
ようやく今回、α版としてリリースに至った、と。


延期前、去年の4月にリリースを予定してた頃に
この雑記に記事を書きまして。


http://d.hatena.ne.jp/bunaguchi/20160408


↑この記事に書いてありますように、
Shadow BreakをバージョンアップしたVer1.50を
SYAKERAKE用に今までずっと温存してたので、
サービス開始直後の今が注目されるチャンスだ!とばかりに
昨夜速攻で登録してみましたので、ご報告しておきます。
Shadow Breakのページはこちら。


https://www.syakerake.jp/2


タイトルは最初、「Shadow Break Ver1.5」ってしようと
思ってたんですが、名前にバージョン番号を入れちゃうと
バージョンアップのたびに書き換えなくちゃならなくて
あまり良くないよな、と思ったので、
「SYAKERAKE版」としておきました。


で、先陣きって登録してみたわけですが。
売り上げと評価を直接結びつける『任価』という概念や、
それを提唱するSYAKERAKE側の理念についても色々と
思うところがあるんですが、それについては
自分がどうこう言うことでもないし、どうあれ応援したいと
思ってるので、今回はこれからSYAKERAKEで作品公開したいという
人のために、ちょっと注意した方がいいポイントなんかを書きます。



「このサイトについて」のページをよく読むとわかりますが、
ひとまず作品を公開するために最低限必要なことは、


1.アカウント登録
2.プロジェクトを作成し、必要事項を入力
3.ファイルをアップロードし、作品を公開


の3つだけ。


1のアカウント登録は問題ないと思うので、
2のプロジェクト作成について。
まずライセンスを選ぶ必要があって、SYAKERAKE側は、
クリエイティブコモンズの「CC-BY」を推奨しているようです。


……が!ここで注意。
この時点でクリエイティブコモンズについてよく知らない人は、
くれぐれも適当に選ばず、まず自分でよく調べましょう。
私も詳しくはないんですが、「CC-BY」というのは
「適切なクレジットを表示する限り改変も再配布も自由」
ってことらしいので、うかつに付けると自作品が
フリー素材のように扱われることになりかねません。
これを推奨していることに関してSYAKERAKE側の意図は
「このサイトについて」のページで説明されてるので、
それをきちんと理解した上で選ぶのならいいんですが、
それにしてもちょっと、現実的ではないよなあと。


まず自作品内に使用している素材に他者の著作物が含まれる場合は
このライセンスを選ぶ権利がそもそもないことがほとんどですし、
そうでなくても、自作ゲームを丸ごと改変も再配布も自由な状態で
配布したい人ってそうそういらっしゃらないのでは?


他にも色々なライセンスが選べるようになってますが、
よほどのことがない限り、一番上の「AllRightsReserved」から
動かさないのが良さげです。


あと素材の話が出たのでついでに書いておくと、
SYAKERAKEの「任価」方式は、無料でも作品をダウンロードできますが、
支払いを受けることを前提としている「販売」には違いないので、
素材サイトなどの素材を自作品内に使用している方は、
その素材は商用利用が可能なのかどうか、
登録前によく確認していただきたいと思います。


他にプロジェクト作成について注意点は……
紹介文を"Markdown"で記述することでしょうか。


Markdown - ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/Markdown


まあ編集ページにも説明があるのでそれを読めばいいんですが、
面倒くさい方は最低限「行末にスペース2つで改行」だけ覚えておけば
文章は書けます。あと私が使ったのは
![画像説明テキスト](画像URL)
での画像表示と、URLを<>で括ってリンクするくらいでしょうか。


で、ファイルをアップロードしてプロジェクトを公開設定にすれば、
めでたく公開完了、販売開始、ということになります。
現状だとプロジェクトはデフォで公開設定になってますが、
ファイルをアップロードするまではサイトトップの新着には
上がってこないようになってるそうです。


逆に言うと、公開設定になっていれば
ファイルをアップロードした時点で全世界に公開されますし、
実はアップしてなくてもURLに直接飛べばプロジェクトページ自体は
誰でも見られるようになってます。
なので、不安な人は一度非公開設定にしてから編集し、
よく確認してから公開するのがいいと思います。私はそうしました。


さて、以上がSYAKERAKEで作品を公開するために
『最低限』必要なことですが、SYAKERAKEでは他にも、
「任価ロゴマークとSYAKERAKEロゴマークの作品内への表示」と、
「それらの説明及びライセンスについてreadmeに記述すること」が
推奨されています。
これらはあくまで「推奨」であって、必ずしも従う必要はなく、
実際私も諸事情によりロゴマークは入れてないんですが、
まあSYAKERAKE側からしたら入れてほしいんだろうな……。
その辺はサイトの説明ページをよく読んで、
理解した上で各自判断しましょう。


長くなりましたがだいたいそんなところでしょうか。
まだ開始直後なこともあって、細かい突っ込みどころ等もありますが、
それはおいおい改善されていくことだと思います。
これからどうなっていくのか注目していきたいところです。