お茶犬の冒険島 〜ほんわか夢のアイランド〜

GBAの「お茶犬の冒険島 〜ほんわか夢のアイランド〜」
をプレイしました。
エム・ティー・オーという会社から2005年12月22日に発売。
21世紀に入ってからのゲームということで、公式サイトが残ってます。


http://www.mto-power.com/ochakenseries/ocha_bokenjima/index.html


GBAのマイナーなアクションって前から興味あったんですが、
ネット上に情報が少ないので、それなら自分でプレイしてみよう、
ということで、これからぼちぼちプレイしていきたいと思います。
で、その一発目がこの「お茶犬の冒険島」なわけですが。
調べてみるとGBAではお茶犬のゲームは4つ出ていて、
これはその最後発らしいです。


ゲーム内容について。
メインのモードは、お茶犬とお茶猫の2タイプのキャラを
切り替えながら進んでいく2Dアクションです。
十字キー左右で移動、Aでジャンプ。敵は踏み付けで倒す。
Bを押しながら移動でダッシュ。Rでキャラ切り替え。
お茶猫はジャンプ中にAで2段ジャンプ。
お茶犬はジャンプ中にA押しっぱなしで少しの間滑空飛行。
あと、お茶犬はダッシュ中に下を押すとスライディング。
スライディングは攻撃判定があり、踏めない敵もこれで倒せます。


お茶犬という題材から予想される通り、
基本的にはお子様や女性など、普段あんまりガチなゲームを
プレイしない層に向けて作られている感じで、
アクション部分には特に難しい場面はなく。
最初のチュートリアルが丁寧なのに加えて、
「針があるから気を付けて」「風に乗れば遠くまで飛べるよ」
等、ステージのところどころに仲間が出てきて
攻略法を教えてくれるので、アクションが苦手な方でも
最後までプレイできるんじゃないかなと思います。


ステージ中にはお茶の葉っぱが入ったシャボン玉が並んでて、
これが一応マリオでいうコインみたいな感じなんですが、
光っているものを順番に取っていくと高得点になります。
あと、連続で敵を踏むと、踏んだ数に応じてクリア後に
ボーナス点が入るとか。
この辺が高スコアを目指すゲーマー向けの要素かな。


全8ステージ。
ボス戦はなく、ステージクリア後にはミニゲーム
玉入れや福笑いなど豊富なミニゲームがそろってます。
だいたいは本当にシンプルなミニゲームなんですが、
「ピタッとパズル」だけはなんだか倉庫番の亜流みたいな
結構ちゃんとしたパズルになってて異彩を放ってる感じ。


どのミニゲームも、指定された条件をクリアするたびに
レベルアップの表示とともに難易度が上がって、
レベル20までクリアすると完全クリアとなるようです。
……が、本編のゆるさとは裏腹に、どのミニゲーム
終盤は難しく、この辺もゲーマー向けの要素ですかね。


ちなみに、本編、ミニゲームともに開始前に難易度を選択可能。
最初は「かんたん」「ふつう」だけですが、本編を一度クリアすると
「むずかしい」も選べるようになるみたいです。
本編は「むずかしい」にしてもあまり難しくなりませんが、
ミニゲームの「むずかしい」は順当に難しくなってる感じ。
上記の通りもともと終盤は難しいのにさらに難易度が上がり、
私も全部はクリアできてません。


収集要素について。
このゲーム、ゲーム開始時に自キャラのお茶犬とお茶猫
たくさんいる中から選べます。性能に違いはないですが、
お茶犬とお茶猫あわせて最初から10キャラもいます。
で、さらに色やアクセサリーを自由に組み合わせて
オリジナルのキャラを作れる「お茶犬つく〜る」という
モードがあり、このモードで作成したキャラも
自キャラとして使えるようになってます。
この「お茶犬つく〜る」で使える色やアクセサリーが
収集要素になってます。基本的にステージ内に配置されており、
取るたびに新たな色やアクセサリーが選択できるようになります。


そしてもう一つ、「なごみのお家」モード。
なんでも、実際に販売されていた「なごみのお家」という
玩具をゲーム内に再現したモードらしく。
お茶犬たちの住む建造物の模型にお茶犬フィギュアや
家具や小物類といったコレクションアイテムを並べて遊ぶ。
これらのコレクションアイテムが収集要素です。


「なごみのお家」用のコレクションアイテムと
「お茶犬つく〜る」用のパーツをすべて集め、
さらに各ステージの隠しゴールをすべて発見すれば
めでたく完全コンプリート。一通りの要素を
遊びつくしたことになります。


と、いうわけで、コンプリートまでプレイしました。
ライト向けのゲームであんまり自分向けじゃないけど、
たまにはこういうのもいいよね、といった感じでしたね。
ミニゲームや収集要素など、やりこみ要素が多くて
なるほど2000年代のゲームだなと思いました。
以下は攻略について。


上にちょっと書きましたが、一度全クリすると
各面に隠しゴール(ひみつのポイント)の入口が現れます。
多くのステージは普通に見えてる場所に仲間が現れて、
話しかければいいだけなので簡単なんですが、
川原・洞窟・海岸の3つのステージの隠しゴールは、
仲間も現れず、結構わかりにくい場所を調べないと発見できません。
なので以下に画像を。



↑川原ステージはここ。
「お茶犬で進めば頭ぶつけなくていいよね」
って言われる滝エリアの前です。



↑洞窟ステージはここ。
石を落としてトゲ床を渡るところの右端。



↑海岸ステージはここ。
後半の階段状になっている場所の一段目。


収集要素の集め方。
ステージ内に配置されてるアイテムは、ゲームの難易度に
関係なく、どの難易度でも全部回収できるっぽかったです。
ただし、一度アイテムを取った場所にもステージに入りなおすと
新たなアイテムが配置されてるので、取りつくすまで
何度か同じステージをプレイし直さなければなりません。


また、ステージクリア後のミニゲームでもアイテムが
手に入りますが、こちらは難易度によって手に入るアイテムが
異なるので、かんたん、ふつう、むずかしいの最低3回ずつ
トライしてアイテムを回収しなければならないみたいです。
ただしどのミニゲームも完全クリアまでする必要はなく、
ある程度こなせればアイテムは手に入ります。

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こんなところでしょうか。
今回の記事、我ながら「っぽい」「みたいです」といった
あやふやな表記が多いですが、このゲームは保存できる
セーブデータが一つだけなので、あんまり確認できず……。
何か間違ったこと書いてたらすみません。
不満点はその辺かなー。複数セーブできるようにしてほしかった。
仕様や攻略法の確認のためにせっかくコンプしたデータを消して
もう一回最初からプレイする気にはなれませんからね。
以上、お茶犬の冒険島でした。
いいゲームだった。