キテレツ大百科 冒険大江戸ジュラ紀

ゲームボーイの「キテレツ大百科 冒険大江戸ジュラ紀
をプレイしました。


https://www.youtube.com/watch?v=uEDK_8VeODI


キテレツ大百科のゲームといえば、
エポック社ファミコン版がその奇天烈な内容から有名ですが、
こちらは94年にビデオシステムから発売のGB版。


電源投入直後に始まるやたらおどろおどろしい音楽の
ストーリーデモによると……


キテレツ斎さまが、発明「らいじくうき」の実験中、
実験が失敗して機械が暴走、3匹の恐竜がジュラ紀から
時空を超えて江戸時代に出現してしまう。
ちょうどそこへ航時機で江戸時代に遊びに来たキテレツ一行。
恐竜を捕まえるため、大冒険の始まりだ!


といった感じのストーリー。


ゲーム内容は、コロ助を操作して全8面を攻略する2Dアクション。
各ステージは普通に進んでいくだけでなく、
「敵を全滅させる」などのクリア条件が課される面もあります。
要所要所にストーリーデモが挟まれたり、
面クリア後の多彩なミニゲームなど、なかなか凝った作り。
自キャラであるコロ助の動きも、
足場の端に来ると「おっとっと」みたいな動きをしたり、
壁にぶつかった時の動きや待機モーションで寝転がるなど、
多彩なグラフィックが用意されていて、キャラ愛を感じますね……。


操作は十字ボタン左右で移動、下で伏せる。
伏せている間は完全に無敵で、敵の攻撃を受け付けません。
ゲーム後半はこの伏せ無敵を活用するのが前提と思しき場面もちらほら。
Aでジャンプ、Bで刀を振って攻撃。
さらに、ジャンプ中に上+Bで回転斬り。高威力かつ全方位に攻撃判定。
うまく活用すればボス戦や空中の敵などへの対応が楽になります。


体力バーが長く自キャラがタフな上、画面下に落ちても即死はせず、
ダメージを受けた上で少し戻されるだけという優しい作り。
残機もあるので、普通にクリアするだけなら難しくないゲームです。
ただ、ステージをクリアすると残りライフやミニゲームの結果から
ステージ毎に100点満点でスコアが算出されて……この辺は後述。


そんなわけで、いいところも多いんですが、ちょっとアレな部分も多く。
上に書きましたが、足場の端に来るとコロ助
「おっとっと」の動きをするんですが、これを毎回やるのでちょっと鬱陶しい。
あと、4・5面に登場するザコ敵の鳥。
こいつに触れると足でひっ掴まれて特定の位置まで連れ戻されるのですが、
連れ去られている間、こちらからは何もできないので退屈なんですよね。
捕まる場所によってはけっこう長い距離を移動するので、
何度も捕まるとウンザリします。
それから、6面の「ゴーストを15匹倒せ!」も、
同じ敵をひたすら相手するので退屈気味。
全体的に敵の種類も少なく、アクションゲームとしての面白さは
それほどでもないかなといったところです。


ノーミス・ノー穴落ちでクリア達成。
終結果(全ステージの平均点)は96点が最高でした。
80点くらいで「たいへんよくできました」って言ってもらえるみたいです。
で、どうやらこれでひととおりプレイしたなーと思って
この記事を書くためにネットで関連情報をリサーチしたところ……。


http://www14.atwiki.jp/gball/pages/675.html


>最終AVERAGEが100だとエンディングが変化する


とのこと。……えっ?いやいやいやいやマジで!?
道中はともかく、ミニゲームでも全部満点取れと……?
完全に運ゲーとしか思えないのもいくつかあるんですが。
この情報は本当なんでしょうかね?
確かにエンディングの最後が「おしまい……かな?」で終わったのが
少し気になってましたが……。
いくらなんでも最終結果100点は厳しすぎるナリ。
自分はちょっと挑む気がしないので、
はたして本当に真エンディングがあるのかどうかの確認は
後進に託したいと思います……。


以上、キテレツ大百科 冒険大江戸ジュラ紀でした。