軽めのゲーム感想2本立て。
ソーラーストライカー
ゲームボーイで90年に発売された縦スクロールSTG『ソーラーストライカー』。
任天堂が発売したスタンダードなSTGという珍しい立ち位置により、
そこそこ知名度のあるタイトルなのではないでしょうか。
大暗黒星トリノ軍の攻撃を受けた地球は絶体絶命の危機にあった。
トリノ破壊の命を受け極秘開発された超高性能戦闘機『SOLAR STRIKER』が、
人類最後の希望を乗せ、月面基地から今飛び立つ!
……というような、STGのテンプレ的ストーリーがあるようです。
操作は移動とショットのみ。ボタンはAもBも同じ機能で、押している間ショット連射。
スタートボタンでポーズ。
特定の敵を倒すと'P'と書かれたアイテムが出現し、取るとショットがパワーアップ。
弾の軌道は変わりませんが威力がアップするのと、
2段階目以降は初期状態のショットよりちょっと幅広で当てやすくなる。
最高で4段階までパワーアップしますが、3段階目以降はアイテムを2個取る必要あり。
ミスすると1段階ダウン。
で、アイテムもそれだけで、あとはひたすら出現する敵を撃ち落とし、
ボスを破壊すればステージクリアという、全6面のシンプルな縦STGです。
残機制でその場復活。コンティニューはありません。
一通りプレイしましたが、なかなか堅実な作り……と言ってしまっていいのかな。
私はSTG経験値がそれほどあるわけではないので確かなことは言いかねますが、
ちゃんと遊べる。遊びやすい。いいゲームでした。
敵の配置も、だいたい左の方から数匹出て、次に右のほうから同じように出る……
のような繰り返しパターンになっていて憶えやすいところが多い印象。
最終的にノーミスクリアも達成しました。
クリア後に挑める高難度の2周目も、ミスしつつ一応クリアできました。
無理なくノーコンでクリアできるように作ったぞという制作者の意志を感じるので、
コンティニューをつけなかったのは英断ではないかと思いました。見習いたい。
攻略は、とにかく4面ボスが強敵ですが、ショットを最大まで強化できてる場合、
開始直後に下の左の画像の位置あたりから撃ち込めばかなりボスのライフを削れます。
で、左上からくる敵弾に当たりそうになったら真後ろに下がって回避。
直後にまた前に出る。うまくやるとこの辺でボスが死ぬはずです。
ショットの強化が足りない場合は、左右に動いて粘る……といいのかな。
パワーアップ最大で来れるように練習しましょう。
5面ボスも普通に戦うと強いですが、上の右の画像の位置が安地になってます。
ラスボスにも安地がありますが、まあラスボスなので画像は自粛。
というかラスボスは普通に戦ってもそこまで強くありません。
フィールドコンバット
『フィールドコンバット』。
元はジャレコが出した85年のアーケードゲームで、ファミコン版も同年発売。
今回私がプレイしたのは3DSのバーチャルコンソール版で、ファミコン版の移植です。
悪の天才科学者フォゾムが地球連邦軍に対し全面戦争を挑んできた。
フォゾムは洗脳装置を搭載した円盤『ディオロフ』を主力兵器とし、
連邦軍兵士を次々と洗脳していった。
危機に陥った連邦軍は、洗脳を解除させる新兵器『キャプチャービーム』を
攻撃母艦『ジェネシス-3』に搭載し最前線に向かわせた。
はたして連邦軍はフォゾムの野望を打ち砕くことができるのか!?
ジャンルとしては一応STGですが、だいぶ独特なゲーム内容。
それほど広くない(縦2画面分?)ステージの
最上部にあるゲートに入ればステージクリア。
上方向に任意縦スクロールで、下には戻れないシステムです。
ゲート前には4基の砲台が設置されており、4つとも破壊しないとゲートに入れません。
十字ボタンで自機を8方向に移動し、Aでミサイル、Bでキャプチャービームを発射。
どちらも自機前方の照準の位置にしか当たりません。
で、独特なのが、キャプチャーで捕まえた敵を、味方として出撃させられること。
5種類いる味方を十字ボタン左右で選んで、AB同時押しで出撃。
メニューなどを開かず移動と同時に選択するカルノフ式操作です。
この味方は出撃後は完全に自動操作で、敵を自動で攻撃してくれます。
キャプチャできないヘリを除くと、各味方は9体までストックできます。
こちらの味方を連れ去ってしまう敵円盤『ディオロフ』は、破壊すると高得点。
ヘリとディオロフと砲台以外の敵はキャプチャ可能。
残機制で1万点と3万点の時にエクステンド。
6ステージで一周のループゲームです。
プレイした感想としては……
攻撃が当てにくく、味方もはっきり言ってあまり頼りにならず、
意欲的なシステムがそれほど成功していないように思えます。
いろんな部分で全然洗練されてない印象で、
まあ黎明期感というか、発展途上を感じる内容でした。
ただ、適当にたくさん味方を出して適当に出てくる敵と
適当にわちゃわちゃ撃ち合うアバウト感というか大味感というか、
そういう部分に逆に楽しさを感じちゃったりもして、
これはこれでアリなゲームではあるかもしれません。
まず最初からある程度手持ちの味方が揃っているのが良い。
キャプチャもできるので、どんどん味方を出せます。
どのみち活躍はあまり期待できないので、出し惜しみする必要もない。
遠慮せずにどんどん出撃させよう。それが楽しいゲームです。
ザコは無限湧きではないようですので、
無理して進まなくても敵を倒してればクリアできるのも良い。
一応、一定時間経つと自機の動きが遅くなるらしいですが、
特に意識しなくていい印象。急がず焦らずわちゃわちゃ感を楽しめる。
というわけで15面まで到達してハイスコア113000点。一周はそれほど難しくない。
その辺のさじ加減も良い……とまで言っちゃうと褒めすぎかな。
いやしかしこの内容で妙に難しかったりしたら面白くない気もするし、
なんだかんだでいいゲームでした。
以上、本日はこの辺で。