Turrican II / 忍者じゃじゃ丸くん・乱舞

最近……でもないけどプレイしたゲームの感想。

タリカン2(Amiga版/Turrican Flashback収録)

SwitchのTurrican Flashback収録のタリカン2をプレイしました。
『Turrican II The Final Fight』が正式なタイトルかな。


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基本的な操作感覚は前作と同様なのですが、
システム部分はいろいろ変更されています。

メイン武器は、前作のスプレッドとレーザーに加えて、
地形で反射するバウンド弾が追加されて3種類になりました。

360度に出せるビームは、
三日月形の弾を連射するような表現になりましたが、強力なのは変わらず。


前作では3種類もあった広範囲攻撃系のサブ武器はパワーラインだけになり、
廃止されたグレネードの代わり(?)に、
取った瞬間に周囲の敵を全滅させるアイテムが追加。

地面に設置するボム(Mine)は、
ホイール中に敷設するまんまメトロイドみたいな形式に変更され、
判定も爆風に接触した敵だけになり、威力も通常兵器並に。
ただし頻出ザコのWalkerだけは画面内のものを全滅させられます。

あとこのWalkerを上から踏みつけて倒せるのも地味な変更。


そして、個人的に最もプレイ感覚に関わる変更点と思ったのがホイール。
挙動自体は前作と同様なのですが、使用回数制限が撤廃。
使用中は相変わらず無敵ですが、ゲージ制などもなく、
地上にいる時ならいつでも出せて使い放題という太っ腹さ。


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一通りプレイしたので感想。
上に書いたような変更点はありつつも、基本的に前作と同じ感覚で遊べます。

ホイールが使い放題なのは爽快で良いですが、
そのせいで大味感が増してる気もするので、一長一短でしょうか。
良くも悪くも前作ほど緻密な攻略は必要なく、難易度も下がった気が。


それ以外は、2作目ということもあり全体的に前作より洗練されている印象。

前作は、敵がほとんどいなくてひたすら歩かされるだけのようなステージが
後半にあってちょっとしんどかったですが、
今作はそういうこともなく、ダレずに最後まで遊べます。

4-1が、ザコが1種類(天井の固定ミサイルハッチ)だけで
ひたすら迷路を彷徨うような構成かつ背景も単調なので
ちょっとどうかとは思う……のですが、上から下へ降りていく場所が多いので、
使い放題のホイールで転がっていけばさほど手間でもないのが救い。
あとボスのメカドラゴンがかっこいい(弱いけど)。


3-1~3-3のSTG面が印象的。前作も空中を自由に動けるステージはありましたが、
今作のSTG面は、戦闘機に乗り込んで見た目完全な横シューになります。

パターン化とかはそこまで必要ない本作ですが、このSTG面だけは、
ノーミスで抜けようと思ったら要所要所でパターン化などの
対策が必要になってきて、いいアクセントになっていると感じました。

高速面の3-3が特に熱い!そしてムズイぞ。


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というわけで最終的にノーミスクリアまで達成。

3-3は集中力と反応速度の勝負なので、体調がいい時にプレイする。
雑念を払い、ゲームと向き合うのだ……。

あと怖いのは5-1での凡ミスでしょうか。
いきなり突っ込んでくる敵に注意しつつ、慎重に進みましょう。

ラスボスは出現直後から360°ビームを弱点の顔に当てつつ
パワーラインを撃ってれば速攻撃破可能です。

いいゲームでした。


忍者じゃじゃ丸くん・乱舞

Switch『忍者じゃじゃ丸くん・乱舞』をプレイしました。
現在ではガラケーと呼ばれている、一昔前の携帯電話で配信されていたゲームを
復刻するプロジェクト『G-MODEアーカイブス』の中の一作。


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https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000041238.html
https://gmodecorp.com/gmodearchives/city-connection/ninjajajamarukunranbu/


2003年配信のジャレコ作品の復刻。ゲーム内に特に説明はないですが、
さくら姫がなまず太夫にさらわれたのでじゃじゃ丸が助けに行くという、
初代じゃじゃ丸くんをなぞったようなストーリーのようです。


一方ゲーム内容は、上下左右にスクロールするステージで、
どこかにあるゴールに入ればクリアというステージクリア型の2Dアクションです。
ジャンプと攻撃のほかに、横入力2回で速く移動する「ダッシュ」、
敵を気絶させたり破壊可能なブロックを壊せる「タックル」、
壁を蹴って高く跳ぶ「三角跳び」といった新アクションもあり。
攻撃は手裏剣に加えて、ブロックに隠れているアイテムを取ると使える
「スーパー手裏剣」「トロッコ」などのサブウエポン的なものもあります。

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ポーズ中にAでアイテムの効果確認


ボスのなまず太夫をはじめ、敵はシリーズお馴染みのやつらが多いです。
カラカッサ、ピン坊、カクタンなどなど。踏んで気絶させられることや、
倒すと魂が出てくるのも初代じゃじゃ丸くんと同様。


で、その魂を集めると画面上部のゲージが貯まり、
ゲージがMAX時に上記のアイテムを使うと、
アイテムの効果がより強力になる「乱舞状態」に突入!
……というのが、タイトルにもなっていてゲームのウリのようです。

乱舞中はゲージが減っていき、なくなると乱舞状態終了ですが、
終了前に魂を取ると少しゲージが回復して効果時間を伸ばせます。


残機制で一発死なシステム。ステージは四季をモチーフとしており、
多くのステージに隠しゴールがあってその先のステージが分岐します。
通しでプレイすると8ステージ+2回のボス戦。
[春ステージ→夏ステージ→秋ステージ→冬ステージ→なまず太夫戦]×2回、
という流れです。
ステージ分岐も含めるとボスを除いて全部で20のステージがあるようです。


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一通りプレイしましたが、元ガラケーのゲームということもあり、
効果音が無かったり開始時に長めのロード時間があったりと、
なかなか時代を感じさせる作りです。

というかSwitchなんだからロード時間は改善できそうな気がしますが、
エミュレータ関係の都合でしょうか。


上ボタンでジャンプという操作性でキーコンフィグがないのもどうかと
最初は思いましたが、プレイしているうちに慣れましたね。
ガラケーのボタンで操作する前提の作りだからか、
全体を通してそこまで激しい操作は要求されない印象です。


その代わりジャンプの挙動がクセモノで、空中での方向転換が不可能。
にもかかわらずステージは地形が入り組んでいる場面が多いため、
慣れないうちは操作ミスで即死穴に落ちたりすることが多いです。
なので、コンティニューは無限にできますが、難易度はやや高め。

ダッシュや三角飛びなどもあって、
慣れれば結構気持ちいい軽快な動きができるのですが、
調子に乗って軽快に動き回ってるとすぐ死ぬというもどかしさ。

上に書いた通りそこまで激しい操作は必要とされないので、
適当に動かず、しっかり操作していくのが攻略上重要でしょうか。


敵もなかなか手強く、特に気絶させないと倒せないピン坊が強敵。
新アクションのタックルも、敵が空中にいると普通に押し負けて
こっちが気絶するのが厳しいです。
難しい敵配置のところはアイテムを使って打開するのも手です。


あと、ゲーム内の「あそびかた」に書かれていない要素として、
6種類のアイテムを全て取るとガマパックンが発動し、
近くの敵を吸い込んで全滅させます。
アイテムを取った瞬間に発動するので任意のタイミングでは使えませんが、
一部のステージで厄介な敵を消せるのがありがたいことも。


「見た目は通常地形だけど実は壊せる壁」がいろんなところにあり、
隠しゴールや1UPなどの貴重アイテムが隠されていますので、
場所を憶えれば大いに攻略に役立ちます。
特に、死なない限り火力が倍になる分身アイテムは重要。


マップの作りがなかなか良くできていて、
「怪しいところには何かある」が徹底されているので
隠しゴールやアイテムを探すのが楽しいです。
なんだかんだで隠しゴールも全部見つけるまでプレイしました。
いいゲームだった。

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設定画面でクリア済のステージを確認できる