ファミコンの『スーパーチャイニーズ』をクリアしましたので、
軽く感想等を書いておきます。
ゲーム感想記事も、最近は体裁を整えすぎてた気がするので
少しクールダウンというか、省力化していこうかなと……
というか、そうでなくても本作の場合は、
込み入った操作、無駄に多いアイテムの種類、
敵によって効く攻撃が違う、ワープやボーナス面などなど、
当時のゲームとしてはだいぶ複雑で要素が多いので、
細かい説明は↓に任せます。
https://www.nintendo.co.jp/titles/20010000007228
上記はWiiUのバーチャルコンソール版の公式ページですが、
最近だとNintendo Switch Onlineでも配信されているそうで。
何気に人気ゲームだったりするのでしょうか。
私はファミコン実機でプレイしました。
86年ナムコより発売で、開発はマイクロアカデミー(後のカルチャーブレーン)
という、飛竜の拳と同様のパターン。
『チャイニーズヒーロー』という84年のアーケードゲームのアレンジ移植だそうな。
ゲームとしてはトップビュー固定画面のアクションゲームで、
1-1から8-4までの全32ステージという構成に「スーパーマリオ」の影響が見える……
というか一部の効果音がまんまスーパーマリオなのですが、
これどういう事情なんでしたっけ。
音作った人が同じとか前にどこかで見た気もしますが、信憑性のほどは謎。
パンチとムーンサルトキックと、あと様々なアイテムを駆使して、
一定数の敵を倒すと画面一番上のゴールの扉が開き、
そこに入ればステージクリアというのが基本ルール。
アイテムはブロックを殴ると出ます。
一発死の残機制ですが、残機が少ない状態でステージクリアすると
3機まで残機が補充されるのが珍しいシステム。
終盤は残機がないと到底クリアできないような作りになってるので、
残機というより実質ライフのような扱いとも言えるかもしれません。
というわけで一周クリアまでプレイしましたが、いやはや大変でした。
本作、敵もこちらの攻撃も当たり判定が判然としない部分が多く、
だいぶ大味感が強いプレイ感なのですが、
特に後半は大味なプレイだけではどうにもならないので、
アイテムをしっかり取って自キャラを強化しながら進めるのが重要。
しかしながら、多岐に渡るアイテムの効果がなかなか憶えきれず、
そこがまず大変なポイントでした。
「特定のステージ(全32面中1ステージだけ)でのみ効果を発揮する」
みたいな、どう考えても要らない要素でしょというアイテムが
いくつかあるのは時代を感じたところですね……(笑)
最終的には、一部の重要アイテムの取得場所と効果だけ把握しておけば
何とかなる感じだったのが幸い。
アクション部分に関しては、敵は基本的に斜めには動けず、
攻撃方向も上下左右に限られているので、縦横に攻撃しながら動く敵に対して、
こちらは斜め方向の死角に入るようにして近寄って攻撃するのが肝要で、
こういった立ち回りに地味な楽しさがありました。
自キャラも通常の移動では斜めに動けないのですが、
キック中は斜めに動けるので、これを利用して少し斜めから飛び込むのが、
キックの効く敵に対しては特に有効。
適当に場当たり的な避けたり当てたりではなかなか進めず、
クリアするにはそれなりに戦い方のセオリーを意識させられるのが、
しっかり「アクションゲーム」してる感があって好きなところ。
それだけに当たり判定の大雑把さはやはり惜しい、とも感じました。
だいぶ難しいゲームでしたが、面クリアでの残機補充に助けられつつ、
攻略サイト様のお世話にもなりつつ、何とか一周クリア達成。
クリア後は、姫を助けたデモを挟んですぐさま二周目開始。
一周目とあまり違いはない様子?
攻略に関しては、立ち回りに気を使いつつ、3-2でホウケンとカガミを取り、
7-4で中央やや右上に隠れてるジュズを取るということさえ憶えていれば、
他のアイテムはそこまで意識して取ろうとしなくても何とかなります。
一部のステージで登場する大型の敵『ユニゴン』『ドーラゴン』は、
しばらく逃げてると去っていきますので、逃げに徹しましょう。
一応倒すこともできるらしいけどまず無理。
ステージ内のワープ扉(?)を活用すれば逃げやすい。
ボーナスステージではKアイテムを消費せずに何度でもミラクルキックできるので、
ミラクルキックで飛び回りつつEアイテムを回収して1UPを狙います。
本作はスコアによるエクステンドはないので、
クリア狙いならスコアアイテムを追う必要はありません。
一応、タイトル画面でAを押しながらスタートすると
コンティニューできます(裏技?)が、ワールドの最初から、
かつミラクルキックの回数が0で再開しますので、
終盤でコンティニューしてもクリアするのは無理があるように思われます。
通しプレイで終盤まで残機を維持できるように練習しましょう。
あとはネット上に良質な攻略サイト様がありますので、
終盤の厳しいステージに関しては、無理せず適度に
参照させていただいた方がよいかと思われます。
以上、スーパーチャイニーズについてでした。
いいゲームだった。