プーヤン / スーパーバスケットボール

昨年買ってから断続的にプレイしております
DSのコナミアーケードコレクション
プーヤン』と『スーパーバスケットボール』を
プレイしましたので、感想を書いておきます。

プーヤン

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82年作品。


悪のオオカミが子ブタたちをさらわんと迫り来る!
奴ら…ゆるさん。子供たちを守るため、
そしてすでにさらわれてしまった子ブタを助けるために、
母ブタは弓矢で武装し、ゴンドラに乗り込む。
ゴンドラスピリッツ。派手に出迎えてやろうぜ!!


というストーリー。
……いやすいません脚色しました。
母ブタ(自キャラ)がオオカミから子ブタを助けるという設定の
固定画面シューティングで、弓矢を撃ちまくりますが、
撃つのはオオカミそのものではなく、持っている「風船」なので、
そこまでバイオレンスな世界観ではなく。
ちなみに『プーヤン』というのは子ブタの名前らしいです。
自キャラでもある母親は『ママ』。


操作は十字キー(レバー)上下と1ボタンというシンプルさ。
画面右端の崖に、ママの乗ったゴンドラが吊り下げられており、
これを十字キーで上下に操作し、ボタンで矢を発射。
次々と出現する敵オオカミの持っている「風船」に
矢を当てて割ることで、オオカミを落として倒すことができます。
風船は、最初は矢1発で壊せますが、
ゲームを進めるにつれ耐久力が上がっていきます。


時おり一番上に現れる「肉」を取ると、矢の代わりに一回だけ
肉を投げることができまして、これは当たった敵が好物の肉につられて
風船から手を放してしまう、という設定の貫通弾です。
真っすぐ飛ぶ矢と異なり、肉はやや放物線のような軌道を描いて飛ぶ。
また、矢1発では倒せないオオカミも肉なら1発です。
さらに一回の肉投げで複数の敵を倒せば高得点。
取得1個につき1回しか投げられませんが、
割と頻繁に出るので出し惜しみする必要はあんまりなさげ。
ただ、出現タイミングが不明確なので、偶数面では
残りの敵の数が少なくなってきたら、後述のボスオオカミのために
温存しておく必要もあったりします。


で、その矢と肉を駆使してオオカミを規定数倒すとステージクリア。
オオカミは弾を吐いて攻撃してきますが、この弾は
矢を当てれば相殺できるほか、ゴンドラの上下の部分ではじくこともでき、
乗っているママにさえ当たらなければミスにはなりません。


ステージについて。
奇数面はオオカミが上から下に降りてくるステージ。
倒し損ねたオオカミは自キャラの背後に回り、
時々かみつき攻撃をしてきますが、何匹逃がしても
それだけで強制ミスになることはないようです。


偶数面は下から上にオオカミが上がってくるステージ。
倒し損ねたオオカミは木の上にある岩を落とそうとしてきます。
木の上に7匹オオカミが上がってしまうと
ママの頭上に岩が落下してワンミス。
また偶数面では最後の一匹がボスオオカミとなっていて、
攻撃は普通のオオカミと同じですが、非常に硬い風船を持っているので、
普通に矢を当てて倒すのが難しくなっています。
こいつを逃がしてしまうと敵の残り数が5匹追加されるペナルティ。


偶数面をクリアするとボーナスステージ。
取り放題の肉でオオカミを倒し続けるステージと、
オオカミが左から投げてくるフルーツ(得点アイテム)を
撃ち落とすステージの2種類のボーナス面が交互に来るようです。


基本的な説明はそのくらいでしょうか。
そんなわけでデフォ難度で一通りプレイしました。
ファンシーな見た目にシンプルな操作ながら
ルールは結構込み入っていて、咄嗟の状況判断や
肉の使い方の戦略性など、上達の実感できる要素も多く、
なかなか楽しく遊べる良作、という所感です。


ひとまずデフォ難度では、4面まではオオカミを逃がさずに
倒し続けることが十分可能なバランスになってると感じました。
5面以降が難しく、ある程度オオカミに逃げられるのが
仕方ないような作りになっているのが、ちょっとしんどいところか。


風船の色が耐久力に対応してると思いきや実はあんま関係なかったり、
奇数面では耐久力のある風船に当てた時の有効打と
オオカミ本体に当てて弾かれた時の効果音が同じなので、
若干分かりにくくなってたりと、古いゲームゆえか
今やると不親切さを感じるようなところも若干あり。


一方で、風船で飛んでるオオカミを逃がさないように撃ち落とす!
というシチュエーションは独特でオリジナリティがあり、
縦長画面で右から左に撃つ画面構成なども相まって、
今に至っても似てるゲームがちょっと思いつかない、
印象的なゲームだと感じました。


ソフトに収録されてる模範リプレイを見る限りでは、
一応8面で一周という扱いのようですが、
以降も難度上昇しつつゲームは続きます。
私はデフォ難度で最高10面まで行けました。252750点。
いいゲームだった。

スーパーバスケットボール

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84年作品。国内のアーケードゲーム
初めてバスケットボールを題材にしたスポーツゲームです。
……とゲーム内収録の資料に書いてある。
その実態は、アーケードゲームであることと、
開発リソース的な事情も絡んでかは分かりませんが、
実際のバスケの「自チームの攻撃」のみをゲーム化した内容です。


一人の選手を操作するのではなく、
その時々にボールを持ってる選手を操作する形式。
自陣のゴール下から始まり、パスやドリブルで攻め込んで
相手側ゴールにシュート。その過程でパスカットや
ブロックショットによりボールが奪われたら、
残り時間が減るペナルティを受けた上で自陣ゴール下から再開。
妨害をしのいでみごとゴールを成功させると、
得点とともに残り時間が5秒回復します。


はじめから相手チームと得点差のある状態で始まるので、
60秒の制限時間内に得点を重ね、相手の点数を追い越したら勝利。
その前に時間切れとなったらゲームオーバー、というルール。


簡略化されたルールですが、ファウルとフリースローの要素は存在。
5秒間動かなかったりドリブル中に敵選手に接触したりすると
ファウルを取られ、他の失敗時と同様に時間減&自陣に戻され再開。
逆に、こちらがシュート態勢中に敵選手に接触されると
相手のファウルとなって、フリースローのチャンスがもらえます。
フリースローは、ゴールの上を左右に動くカーソルめがけてシュート。
入る/入らないに関わらず2回シュートできます。
シュートボタンを押す長さで投げる角度が変わるので、
カーソル位置と投げる角度をうまく調整しないと入りません。


通常のシュートが2点、いわゆるスリーポイントシュートで3点、
フリースローは1点。ゴール下からダンクシュートを決めると、
得点は通常と同じ2点ですが、時間が通常より多い6秒回復します。


試合に勝利すると、トーナメント表が表示され次のチームと対戦。
先に進むごとに初期状態での得点差が開いていき、
また相手チームも強くなるため、勝つのが難しくなっていく構成。


2試合勝つごとに、15秒間ほどボール投げ放題でスコアを稼ぐ
ボーナスゲームが挟まります。マシンガンのように
ボールを連射でき、ここだけ現実離れした内容。


操作方法は十字キーと3ボタン。
ボタンはドリブル、パス、シュート。
ドリブルボタン連打でドリブルし、ボールを持ってるときは
ドリブル中にのみ移動できます。
パスは自動で自チーム選手に向かって投げますが、
どの方向の選手にパスするかを十字キーである程度操作可能。
シュートは、押し続けてジャンプ、離した時点で投げる。
そんな感じです。


感想。しばらくプレイしましたが、いやはや全然
コツがつかめないというかなんというか。難しい。
ベルトアクションみたいな斜め見下ろし画面ですが、
どうにも奥方向への距離感が掴めなくてなあ~……。
パスの方向も、一応パス先の選手が光るようには
なってるらしいんですが、素早く把握するのが困難なので
意図しない方向に飛んでパスカットされることが多く。


ゴールで残り時間が回復、ミスると時間が減るシステムなので、
素早くゴールを決め続ければ時間をほとんど減らさずに
勝つこともできますが、逆に連続でミスると
すぐに自転車操業状態になってしまうのが厳しい。


最初のJHS(中学生)チームとHS(高校生)チームには
割と安定して勝てるんですが、次のCOLチームか
その次のUNIチームでだいたい負けますね……。
難しい上に収録されてる模範リプレイも1周で40分以上という
長丁場なゲームなので、初戦15点差のデフォ設定から、
8点差で始まる設定に途中で変更してプレイしたんですが、
それでもUNIの次のJPN(日本)チームまで行くのが限界でした。
ここまでにしておきます……。


この手のゲームほとんどやったことがないので
ゲームの出来に関しては何とも言えないのですが、
試合のテンポが速くてドリブルから素早くパスを回す感じなど、
俺は今バスケをしている!という感覚的な楽しさは
けっこうあるように思いました。


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というわけでコナミアーケードコレクション
あとプレイしてないのは、ハイパーオリ……じゃなかった、
『Track And Field』のみとなりました。
スポーツゲームを2連続でやるのも何なので、
また少し間を置いて、そのうちやります……。
それでは今日はこの辺で。