Elemental Warrior裏話

Elemental Warriorの制作後記というか裏話みたいなのを
今回も書いておこうかな、ということで、書きます。


何度も書いたように、今回のゲームのベースというか
根底にあるのはソニック・ザ・ヘッジホッグなわけですよ。
以前、ソニックをプレイしてた時期に、
そのうちソニックみたいなゲームを作ってみるのもいいかもなあ、
と思ってたのですが、ソニックにおいて特徴的な
「360度ループ」をはじめとする曲線的な地形は、
はっきり言ってプログラムが面倒というか難しいというか。
ちょっとハードル高いよなと思ってて。


なんですが、ある日ゲーム制作のアイデアを考えながら
眠りについたところ、翌朝夢うつつの頭で思いついたのが、
地形を直線のみで構成しても縦横無尽に走り回れる
「キックターン」のシステム。
あ、これいけるぞ、と思ってアイデアをまとめ、
短編にして3分ゲーコンテストに出そうということに。


そんなわけで、直線のみの地形を縦横無尽に駆け回る、
一言でいうなら「直線ソニック」が今回のコンセプトでした。
直線だけでもソニックみたいな高速アクションが作れるぞ、
それを俺が証明するぞ、みたいな感じで。


今回はタイムアタックを熱くするためにいろいろ考えたんですが、
「オーバーブースト」は我ながらなかなかいいアイデアでした。
最高速からゲージぶっちぎってさらに加速!!っていう熱さ。
制作初期には他にも、ライフを消費して加速する
「ライフブースト」っていうシステムがあったんですが、
「あまりに加速できすぎる」という問題があったのでオミットしました。


ビジュアル面はいつも通りの硬派な感じにまとめましたが、
制作開始前は結構迷ってまして。
ソニックオマージュなら動物っぽいかわいいキャラの方が
いいかもしれないとか、いっそのことネコバゲーにしようかとか
いろいろ考えたんですが、最終的には今まで通りに落ち着きました。
やっぱりプンゲに出すなら自分のスタイルで勝負しようと。
まあ結局プンゲは消滅しちゃったので出せませんでしたが……。


ストーリーはどうでしたでしょうか。
いや、どうもこうもたいしたストーリーではないんですが、
今回はデモ関係をがんばったので。顔グラとか初めて描いたし。
ちなみに宇宙人が未開部族の村を襲って何がしたかったのかは
ご想像にお任せします。自分もそこまで考えてないので(笑)


BGMについて。
2面の曲がGUILTES1面のアレンジだということに
気付いた方はいらっしゃるでしょうか。
いつもはBGMは制作するゲームに合わせて新しく作るんですが、
今回は手っ取り早く作りたかったので、
過去に作っていつか使おうとストックしておいた曲の中から、
疾走感のあるものをチョイスして使いました。
2面の曲が過去曲のアレンジなのもそのためです。
オープニングとエンディングだけはテーマに沿った
部族っぽい感じのものを新規に作りました。


以上……語っておきたいことはだいたい全部言ったかな。
今回もプレイしてくれた皆様、ありがとうございました。
Elemental Warrior裏話でした。